リニア計画 JR東海と上伊那が意見交換会

リニア中央新幹線

[ 2011年 6月 27日 月曜日 15時56分 ]

 リニア中央新幹線計画をめぐるJR東海との意見交換会が24日、伊那市であった。上伊那地域の首長らがJR東海の宇野護東海道新幹線21世紀対策本部長と会談。飯田線や中央道の利活用を含め、中間駅へのアクセス性の向上を求めた。飯伊で焦点になっている中間駅の位置に関する言及はなかった。4地域の意見聴取を終えたことから、JR東海は県内のルート設定や中間駅位置の公表に向けて「考えをまとめる」とした。

 白鳥孝伊那市長や杉本幸治駒ケ根市長ら上伊那地域の首長と経済団体の代表者ら17人が参加。非公開で1時間余にわたって意見交換した。

 会合後、上伊那広域連合長の白鳥伊那市長は、飯田線の高速化やダイヤ改正、中央東線との連絡充実などによる同線の利便性向上、中央自動車道や一般国道による便も踏まえたアクセス性の高い場所への中間駅の設置などを求めたことを明かした。

 宇野本部長は「飯田線に関する要望が多かった。高速化についてはハード面で大幅に改良することは大変難しい。中央線との接続については、可能なものは対処すると答えた」と説明。諏訪、木曽、飯伊、伊那の4地域で説明会を終えたことから「ひと通りの話を伺えたので、これから考えて案をまとめていきたい」とし、県内ルートの設定や中間駅の位置について公表に踏み切る姿勢を示した。

 発表の時期については「とくに何も決めていない」とし、公表後は再度、県内で説明会を開き、沿線地域に設定の理由などに関する考え方を伝えるとした。

 白鳥市長によると、JR側からはほかに飯田線の存続を誓う言葉や、利活用について、観光面での可能性を挙げながら地域と連携して取り組むとする申し出があったという。

 飯伊に設置する中間駅について「飯田線との接続については、あらたに駅をつくって開業するというのは難しいという話があったが、この段階でどのように理解すればいいのか分からなかった」と話した。

 同市長はまた、期成同盟会の代表者とJR東海、県による話し合いの場の設置をJR東海と県に求め、JR東海からは了承を得たとした。

 これに対し、県交通政策課の小林透課長は、国に設置を求めている県内の総合交通体系を考える「検討の場」で対応することも含め、「今後、地域と相談して調整する」とした。

  

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