リニア計画駅位置やルートめぐり意見

リニア中央新幹線

[ 2011年 8月 12日 金曜日 9時01分 ]

 県内ルートや駅位置案を含むJR東海の環境配慮書をめぐって9日に伊那市で開かれた説明会。質疑の時間では駅位置選定について同社の考えを質す声やアクセス性の向上を願う声が相次いだ。参加者との一問一答の要旨は次のとおり。

 【参加者からの主な質問とJR東海の答弁】

 ―飯田市の地下50メートルをトンネルで通るようなルートになると思うが、地上への振動、騒音の影響はあるのか

 「ルートはこれから絞り込みを行うが、なるべく市街地を地下に避けて選定する考えに変わりはない。地下を通る場合の騒音は表面、地上に発生しないと考えている。振動は新幹線に比べて重量が軽く、接触をしていないため少ない。実験線でも環境省の勧告を十分下回った値となっている」

 ―座光寺案に至るまで、どんな駅位置案があったのか

 「概略ルートの中で設定を進めた。概略ルートは現飯田駅近くを通るが、飯田駅は天竜川から100メートルほど標高が高い位置にあり、直線に近いルートとすると現駅併設は難しい。地上駅にしようとすると手前を高い高架で連続して市街地に結ばなければならず、駅もトンネルの中になってしまうことがありえる。そういう意味で天竜川の右岸地域を考えた」

 ―飯田線とどう関連させるのか

 「飯田線は線形が悪く、高速化は難しい。高速道路との連結を最優先して考えた。できるだけ飯田線と近接を図り、リニアを降りて徒歩圏内で乗り換えることができることをイメージしている」。

 ―全国新幹線鉄道整備法は地域振興への寄与を挙げている。飯伊はリニア時代の指針をまとめたが、地域振興に対してJR東海はどう向き合うのか。(松島貞治泰阜村長)

 「駅をできるだけ多くの方にご利用いただきたい。飯伊がリニアを契機としたまちづくりを一生懸命検討されている。少し、或いは大きく意に添えなかったが、ぜひ前向きに捉えていただき、いろいろ話し合いをして良い駅をつくっていきたい。良い計画にしたい」。

 ―飯伊において説明会を開催していただき、飯伊のみなさんに詳細な見解を明らかにしてほしい。早急に開いてほしい。(牧野光朗飯田市長)

 ―500―600億の経費増というが、恵那山の迂回や山梨県内にも曲線がある。現飯田駅併設案のみ経費増を示すのは違和感がある。(小島康晴県議)

 「概略ルートを設定し、その上で駅位置を決めている。地形地質、技術条件、環境で判断した。どうしても直線に近い形に比べると大きく南に迂回せざるをえない。大阪までを早く開業するため、できるだけ経費は削減したい。迂回するルートを採るとルートが延びることにより、工事費が増える。当社としては困難だと考えている」

 ―トンネルの廃土をどうするのか。かなりの量が予想されるが、地域内での処理が原則か

 「かなりの量になる。処理は地域内で処理するのが原則だが、余りあるものがある。これから地元の方々と処理の場所の選定など調整させていただく形になる」

 ―飯田での説明会をできるだけ早く開いてほしい。環境影響評価のスケジュールはどう考えているのか、また現飯田駅併設案は含むのか

 「配慮書に続き、方法書を作成するが、今回の3キロ幅と5キロ円を前提にすると考えている。この段階では(現飯田駅併設案は含まず)一つにしぼった形でやらせていただく。早期実現に努めるため、方法書はこの秋のできるだけ早い時期に策定したい。方法書から準備書策定までの間に現地調査をするが、2回やらなければならない鳥類の営巣調査を12月から始めたい」。

 ―中間駅と飯田線の乗り継ぎは地域振興の上でも重要だ。新しい駅をつくるのか、新しいルートにするのか(杉本幸治駒ケ根市長)

 「5キロ円に元善光寺、下市田駅がある。今後絞り込むなかで、歩いて行けることを念頭に考えて行く」

 ―飯伊では地域振興に対する期待が大きく、見解の違いがある。500―600億円掛かるというが、アクセス道など周辺整備に必要な経費も含めて相対評価をしてほしい。長野県はリニアを第三者的な目で見ているように見える。北陸新幹線のように積極的に取り組んでほしい。(岡庭一雄阿智村長)

 「地域の振興は重要。しっかり議論させてほしい。アクセスは良い形のものを設定したい」

  

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