リニア集会に200人参加

リニア中央新幹線

[ 2010年 12月 20日 月曜日 9時10分 ]

 リニア中央新幹線飯田駅設置推進協議会と飯田商工会議所、南信州新聞社によるリニア集会が18日、飯田市主税町のいいだ会館で開かれ、市民ら200人が参加した。事務局が「南アルプスルートが適切」などとした国土交通省交通政策審議会中央新幹線小委員会の中間まとめの概要を報告し、市民募金をはじめとする誘致運動への協力に感謝。柴田忠昭会長は「長い運動が一区切りしたが、駅設置の大きな課題がある。意見をとりまとめて訴えていきたい」と決意を語った。

 「祝・南アルート決定」と記したポスターを張りめぐらせた会場で、柴田会長があいさつ。中間まとめの前文を引用して「矛盾が発生しない限り、これで決まりだということ」と強調し、「きょうはお祝いの講演会。中央自動車道が開通した時のような高揚する気持ちをぶつけて」と喜びを表現した。

 中間駅の設置場所や建設費の負担問題を新たな課題として挙げると、「非常に大きな問題だが、慎重に意見をとりまとめ、訴えていきたい」と思いを語った。

 事務局が中間まとめを説明。走行方式を超電導リニア、ルートを南アルート、建設・営業主体をJR東海とした概要を伝え、協議会が最大の目標にしてきたリニア飯田駅の設置が固まったとの見通しを伝えた。

 セミナーでは、日経BP社ケンプラッツ編集部の高槻長尚記者が「南アルプスを貫き、さあ南信州へ―リニア飯田駅で日本が変わる」と題して講演した。

 「南アルートの内定おめでとうございます」と切り出すと、東京―飯田間の各駅停車の所要時間は40分程度になるとの見通しを伝えて「料金は8500円―9000」と予測。東京から見た飯田は熱海や鎌倉と同じ時間距離になり、「気軽に足を運べる場所になる」と強調した。

 大都市近郊の大自然は「超レア」だとも語り、登山者が世界一の年間260万人に達している高尾山を紹介。国際的な誘客効果も見られていることから、「都心からの時間距離が同じになる飯田も、海外からの誘客に目を向けて」と促した。

 新青森駅など、整備新幹線駅を迎えた地域の取り組みも紹介。「箱ものも大切だが、飯田は自然が武器。みなさんが考え、ほかにはない地域を形成して」と呼びかけた。

  

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