リニア飯伊期成同盟会 県協議会に望む方針説明

リニア中央新幹線

[ 2011年 10月 17日 月曜日 15時47分 ]

 リニア中央新幹線建設促進飯伊地区期成同盟会(会長・牧野光朗飯田市長)は14日、正副会長会を市役所で開き、18日に長野市で開かれる県協議会の臨時総会に望む方針を説明し了承された。同盟会が9月に行ったJR東海との2回にわたる協議結果を踏まえ、県の事務局と調整中の決議案に▽早期着工に向けて、一丸となって取り組んでいく▽県内各地域で広く効果が得られるものとなるよう、JR東海に対して要望する事項―が盛り込まれると説明した。

 JR東海に対して要望する事項は、6月の県協議会の総会で要請した事項と、飯伊同盟会がJR東海との協議で受け入れを決めた6項目の確認事項。具体的には、詳細ルートの決定に当たって▽水源域を回避するなど水資源の保全を確実に行う▽動植物、文化財、景観をはじめとする自然環境や生活環境の保全などを求める地域の声に真摯に対応する―よう求める。

 また、詳細な駅位置の決定に当たって▽飯田線の駅との近接やアクセス道路などの利便性と、周辺のまちづくり・既存市街地との連携を十分考慮する▽中央自動車道への交通アクセス向上のため、スマートインターチェンジの設置などの検討を、地域と連携して取り組む―よう要望する。

 このほか▽中央本線と飯田線の利便性の向上に取り組む▽地域の意見を十分に受け止め、誠実に対応する―ことを要望事項に盛り込むと説明した。

 正副会長会ではこのほか、事務局から「同盟会の総会を開催し、現在の状況報告と今後の取り組みについて協議したい。同盟会の役割、あり方を確認し、地域一丸となった取り組みをするため同盟会の果たす役割は大きい」と提案、説明した。

 出席した副会長から「2月の総会で早期実現と現飯田駅併設を決議したが、現駅併設は困難になった。設置される郊外駅は長野県の駅としてアクセス道路の整備などを県に要望していかなければならない」との意見が出た。牧野市長は「実務的な課題について窓口を一本化して地域の総意として県に持っていく協議の場が必要」と述べた。

 他の副会長も「地域がどういうビジョンを持って、県に実現をお願いしていくかが大事」「まちづくりをどうしていくか地域の意見をまとめていくには、同盟会として関わっていく必要がある」との意見が出た。

 このほか「経済団体として、上下伊那が一緒になって考えていく責任がある。同盟会と違う方向にならないように考えていかねばならない」との発言に対し、「行政の基本方針に沿った上で経済団体として活動してもらいたい」との意見が出た。牧野市長は「方向性を同じくしながら、経済団体、行政がそれぞれの立場で連携していくことが大事」と述べた。

  

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