リニア駅周辺整備 市検討会議の基本構想案まとまる

リニア中央新幹線

[ 2015年 5月 28日 木曜日 13時10分 ]

リニア駅構想 飯田市上郷飯沼、座光寺に設置されるリニア中央新幹線県内駅の周辺整備基本構想検討会議(会長・小澤一郎都市づくりパブリックデザインセンター理事長)の第5回は26日、市役所で開き、最終の構想案をまとめて会議を終えた。市は庁内会議を経て6月中に成案化。引き続き、構想に基づく「基本計画」の策定に入る。

 

 3月中旬の前回会議の議論や4月のパブリックコメント、リニア中央新幹線の関連事業の進ちょく状況を踏まえ、事務局の市リニア推進課が素案の一部を修正。主に9項目の変更点を説明し、構想案全体を含めて了承を得た。委員から質疑や意見はなかった。

 

 構想案では、上郷飯沼北条地区の約7・8ヘクタールを整備検討の範囲とし、リニア駅の南北に駐車場や交通広場、魅力発信施設など必要な機能を集約。駅の高架下を活用して南北をつなぐ車両や歩行者の通行路、駅利用者の利便施設などを設ける。駅の北西側の段丘を生かし、一帯の景観を望める「眺望の丘」の設置も検討するとした。

 

 最終構想案での変更点のうち、駐車場は「地域の地形等の条件を踏まえた上で、多層化等を検討する」とし、駐車場の屋上などを活用して伊那谷の風景を眺望できる「見晴らし広場」は「発災時の一時避難の場としての活用」も検討するとした。景観整備の方針に「電線の地中化」を加え、構想の実現に向けては「市民、特に若い世代の参画」を強調した。

 

 パブリックコメントには飯田下伊那地域の7人と駅周辺の自治組織から78件が寄せられた。市側は内容への回答に合わせ、基本構想案に追記したもの、今後検討していくもの、別途協議するものなどに区分した。

 

 会議で市は、今後のリニア駅周辺整備の進め方を説明。基本計画は本年度中に作り、構想に盛り込んだ交通広場や街区道路、駐車場、アクセス道路などの具体的な位置や範囲を平面計画として示す。16年度からは「整備計画」の策定に入り、詳細設計へとつなげていく。

 

 閉会にあたり小澤会長は「昨年5月以来、5回にわたり開催し、基本構想案を無事に取りまとめることができた。今後に計画の具体化を逐一図るわけだが、参画者の建設的な指導を願う」と話した。

 

  

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