リニア駅周辺整備 行政整備区域6.5ヘクタールへ

リニア中央新幹線

[ 2015年 12月 23日 水曜日 11時03分 ]

12.22リニア駅周辺整備会議 飯田市の「リニア駅周辺整備検討会議」(会長・小澤一郎都市づくりパブリックデザインセンター理事長)の第3回が22日、市役所であり、市は市内上郷飯沼・座光寺境に建設されるリニア中央新幹線県内駅の周辺整備について、必要な機能となる駐車場や交通広場、魅力発信施設などを配置するための整備対象区域案として約6・5ヘクタールの範囲を示し、了承を得た。基本構想で示した整備検討範囲約7・8ヘクタールのうち、南側の約1・3ヘクタール四方は今後に用途制限などの検討を進める「土地利用計画における重点協議区域」に位置付けた。

 

 同構想では、北は土曽川、東は国道153号、西は県道市場桜町線、南は市道五郎田線を範囲としていたが、南側は縮小し、駅と並行して東西に新設する街区道路で区切る。会議内で県は県道市場桜町線の2車線拡幅の方針も提示。市リニア推進部によると、対象区域約6・5ヘクタール内の移転対象数は73軒となっている。

 

 市側は「(大きく分けて)行政主体に整備していくのが整備区域案の範囲。重点協議区域は民間活力をどう入れるか(用途指定)などの検討も絡んでくる」と説明した。

 

 同会議内のトランジットハブ・道路ネットワーク部会が2回の会議を経てまとめ、報告した。構想に基づき、駅周辺に導入する機能・施設を整理した上で、リニア駅の利用客がスムーズな乗り換えができるよう、駅周辺の交通動線の技術的な検討を中心に必要な規模を算出した。今後の検討課題とするJR飯田線の乗換新駅関連は含まれていない。

 

 駅周辺整備区域案では、駅の南北への交通広場、パーク&ライド駐車場、周辺道路(県道市場桜町線、新設の街区道路)、魅力発信施設、交流施設・公園などの施設規模を国の算定式や他の事例などを参照に設定。街区道路の有無や地形条件を含めた位置などに応じた4つの配置パターン案を検討した上で、約6・5ヘクタールを必要規模と判断した。

 

 本年度内に整備対象区域を確定し、来年度末までに、施設・機能の基本的な配置を含めた基本計画(平面計画)を策定する方針。

 

 リニア駅本体(約1・3ヘクタール)を挟み、中央道スマートインター方面となる北側(約3・8ヘクタール)は高速・観光バスやレンタカーなど主には広域交通の機能、南側(約2・7ヘクタール)は路線バスやタクシー、自家用車など地域交通の機能を集約する。

 

 駅入口正面へ交通広場を配置。街区道路の考え方としては、2車線で両側の歩道や植栽帯を含め幅員16メートル程度と想定。南北道路の有無や配置などは今後検討する。駅利用者の利便施設は主にコンコース内に配置されることを見込む。

 

 駅周辺へ導入する施設規模のうち、魅力発信施設と交流施設は他の事例なども参考に各約1ヘクタール規模を確保。街区公園は標準面積という2500平方メートルで検討した。

 

 同日の会議で県飯田建設事務所の水間武樹所長は、県として、国道153号の拡幅や中央道のスマートインターチェンジ方面へつながる上郷座光寺道路とともに、県道市場桜町線の整備も進める方針を伝え「具体的には2車線プラス両側へ歩道を設ける」とした。

 

 まずは駅周辺整備と直結する延長約700メートル区間で進めるが、両側の先線についても「駅への動線となり、整備の必要性は高い。市を通じて地元と話をしていく」と話した。

 

  

関連の注目記事

powered by weblio


  
        


南信州新聞公式アカウント
@minamishinshu







2018年元旦号企画
webで電子版「南信州」を購読

南信州オンラインブックストア
新刊情報



平成二十六年丙申歳 飯田お練りまつり
著:飯田お練りまつり奉賛会編
 出版社:南信州新聞社出版局

連載記事
南信州飯田観光ガイド2016秋・冬号