リニア駅周辺整備、飯田市が3案示す

リニア中央新幹線

[ 2016年 12月 23日 金曜日 14時06分 ]

駅周辺イメージ図1駅周辺イメージ図2駅周辺イメージ図3

 飯田市上郷飯沼に設置されるリニア中央新幹線県内駅の周辺整備検討会議は22日に市役所で開き、市は駅周辺区域(約6・5ヘクタール)の整備方針を示した。コンセプトに ▽機能的でコンパクト▽伊那谷らしさ▽自然との調和▽地域コミュニティー拠点―の4項目を掲げ、駅の南北に交通広場や立体駐車場などを配置したイメージ図3案も明らかにした。来年1月に市民説明会などを開き、出された意見も踏まえて年度内に計画素案をまとめ、5月ごろの策定を目指す。

 

 トランジットハブ・道路ネットワーク、魅力発信、環境・景観、交流人口拡大の4部会でこれまで協議してきた内容を整備方針として集約した。

 

 イメージ図は駅北側(3・8ヘクタール)に広域交通機能を、駅南側(2・7ヘクタール)に地域交通機能を持たせることを基本に、周辺の地形やアクセス道との接続方法なども考慮して、立体駐車場や交通広場などの配置を変えた3パターンを示した。

 

 例えば、駅北の交通広場を駅コンコースと同じ高さに整備した場合と、西側の県道の高さを考慮した場合では進入路(移動距離)の長短が出ることを説明。立体駐車場を県道に面して整備するか否か、駅南の交流広場を魅力発信施設と複合型で配備するかどうかなどの違いによるイメージも比較できる。

 

 市リニア推進部は「3案のいずれかを選ぶのではない」と強調した上で「市民意見を踏まえて議論し、より良いプランとなるよう修正(集約)していく」と説明した。

 

 整備方針のうち、交通広場は各交通手段における乗降の利便性や快適性などを重視。駐車場は区域内の収容台数は計750台とし、自然の機能も生かした「グリーンインフラ」の整備にも努める。

 

 魅力発信施設では、特産品や郷土食、伝統文化・芸能などの紹介や体験を通じて「来訪者が各地を訪問したくなる仕掛けづくり」を目指す。駅高架下空間を活用した総合案内所やサービス提供のあり方も検討する。

 

 この日の検討会議で住民代表の委員は「コミュニティーの分断が懸念される中、生活圏として駅や周辺に愛着を持ち、寄り合える施設を考えてほしい」と要望。他の委員からは「人を中心に利用しやすいものにすべき」「コンパクトにまとまってきたが、伊那谷らしさをどう打ち出していくかの議論が重要」などの意見が出た。

 

 同日は検討会議に続き、市は市議会リニア推進特別委員会でも整備方針を報告。住民説明会を来年1月19日に市公民館で開くほか、整備区域の地元説明も行う方針を伝えた。

  

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