リニア駅周辺整備デザイン会議で基本設計案

リニア中央新幹線

[ 2019年 9月 12日 木曜日 16時52分 ]

 11日に開かれた飯田市の「リニア駅周辺整備デザイン会議」で、市は上郷飯沼で進めるリニア中央新幹線県内駅周辺整備(6.5ヘクタール)の基本設計案を発表した。委員からは異論はなく、肯定的な意見が続いた。初期整備として91億円を想定し、整備工事費はうち41億円。牧野光朗市長は整備工事の規模感として市役所本庁舎を挙げた上で「実施設計でさらに見直しをかけながら現実的なものにする」と述べた。

 委員からは「他にはない駅になる」「変化に柔軟に対応できる大屋根」「シンボルになる」といった声が上がった。デザイン会議の会長で、都市づくりパブリックデザインセンター顧問の小澤一郎さんは「中間駅を含め世界に示すショーケースにするような志を持って実施設計を進めてもらえたら」と期待を込めた。

 基本設計案の「飯田・リニア駅前空間デザインノート」は、「信州・伊那谷の個性で世界を惹(ひ)きつけ、世界へ発信する玄関口」を基本的な理念に据える。

 基本方針はアクセスやバリアフリーに優れた駅前空間や▽住居や来訪者の居場所となる▽伊那谷の風景の魅力を引き出す▽人のつながりと伊那谷全域へといざなう▽時代を先取りし、変化に対応できる―の5つ。駅のシンボルとなる木製の「大屋根」を設置し、魅力発信施設や交流広場、駐車場、多目的広場、エネルギーセンターなどを整備する。

 駅舎から南北に延びる大屋根は森をイメージし、3次元的な「樹状形状」にした。計画面積1.6ヘクタールのうち約1.1ヘクタールを開業時までに先行して整備する。会合では「市民参加で試作して耐久性などをチェックし、PRにもつなげたら」といった声が出た。

 乗り換え新駅はJR東海との調整を含め未確定とし、現段階では概算事業費には盛っていない。

 施設の運営や維持管理、保守点検など、駅周辺のランニングコストとして年平均6500万円が必要となる見通し。

 財源確保に向けて、県内駅周辺整備事業を国の国土政策として位置付けて支援するよう国へ働き掛けるとする。

 デザイン会議はこの日が最後となり、実施設計の段階に移る。今回まとめた基本設計案は今後、住民説明会やパブリックコメント(意見公募)などの意見を反映させ、年内に正式決定する。

◎写真説明:基本設計が示されたデザイン会議

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     

最近の記事

今年は個人客にも注力

7月14日火曜日15:30

飯伊各地に大雨の被害

7月14日火曜日15:01

傾斜地一面に1000株の花

7月11日土曜日13:24

事務所開設し活動本格化

7月11日土曜日13:49

土地取得し、造成後も管理

7月10日金曜日15:15

事業安定させ次世代へ

7月10日金曜日15:31

ルミナコイドに注目を

7月9日木曜日15:41

12年ぶり選挙戦へ動き加速

7月9日木曜日15:39

飯伊初の「大雨特別警報」

7月8日水曜日15:15

飯田の夜空に大輪の花

7月8日水曜日15:42

現職金田氏無投票で再選へ

7月7日火曜日15:52

赤く色づき肥大順調

7月7日火曜日15:04

伍和地区でデマンドタクシー

7月6日月曜日15:05

現職清水氏が3選

7月6日月曜日15:38

18日に無観客ライブ

7月4日土曜日14:42








記事の検索はこちらから















南信州電子版購読



スポンサーリンク

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞