リニア駅周辺整備基本計画の素案説明

リニア中央新幹線

[ 2017年 3月 24日 金曜日 15時34分 ]

Microsoft Word - 駅周辺イメージ(平面図).doc Microsoft Word - 駅周辺イメージパース.doc

 飯田市上郷飯沼に設置されるリニア中央新幹線県内駅の周辺整備検討会議は24日に第9回を市役所で開き、市が駅周辺区域(約6・5ヘクタール)の整備基本計画の素案を説明した。イメージ図では、駅の南北両側に交通広場やパーク&ライド駐車場、調整池を整備。駅の南側は魅力発信施設や交流施設に加え、地域住民が活用できるコミュニティー広場も配置した。駅北側の交通広場は周辺の勾配地形を踏まえ、コンコースより一段(3~4メートルほど)高い位置を見込んだ。

 市は素案の一部を修正した上で、4月10日から5月10日までパブリックコメントを募る。出された意見も踏まえて計画案とし、5月末に予定する第10回検討会議を経て成案とする。

 2017年度に基本設計、19年度からは実施設計に進む予定で、駅周辺整備デザイン検討会議・協議会(仮称)も設けて各施設の詳細な配置やデザイン、空間利用などを具体化させる。

 今回の素案によると、駅周辺区域の造成は現況の地盤面や環境・景観、防災、排水面などに配慮し「地形の改変を少なくする」。リニア駅のコンコース計画高(標高436メートル)に対し、主には地域交通機能を持たせる駅南側(2・7ヘクタール)は、ほぼ同じ高さに広場などを計画する。進入路として、国道153号と県道市場桜町線を結ぶ街区道路を位置付けた。

 一方、主には広域交通機能を重視する駅北側(3・8ヘクタール)は、国道と県道との高低差を考慮。交通広場は中間の高さを目安に計画するが「高低差を感じさせない工夫や速やかなアクセス方策を検討する」。イメージ図では、進入路は県道側とし、JR飯田線・乗換新駅への動線も見込んだ。乗換新駅は「眺望の丘」との併設も検討していく。

 駐車場は計750台分の想定で、各方面からのアクセスに対応できるよう、駅の南北両側で、平面と立体式による2カ所ずつをイメージした。整備方針として、災害時の避難場所やイベント会場などといった多面的な利用も目指す。

 計画素案の整備コンセプトは▽機能的でコンパクト▽信州・伊那谷らしさ▽自然との調和▽地域と一体化―の4項目。低炭素、多面的機能、災害時のバックアップ対応についても今後の整備検討で重視するとした。

 コミュニティーや移転対象者の代替地などを含む「地元地域の生活環境・くらしへの配慮」も章立ててまとめた。今後の整備事業の進め方では、施設ごとに公募型プロポーザル方式やPPP(公民連携)方式などの導入検討も盛った。

 会議で委員からは「リニア関連の施設全般で付加価値の高いデザインとすべき」「地元の子どもたちや住民が親しめるコミュニティー空間も大切にしてほしい」「地元の理解が得られなければ整備は不可能。不安を払しょくするため、寄り添った対応を」などの意見が出た。

  

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