リニア駅周辺整備検討会議、交通機能など比較検討

リニア中央新幹線

[ 2016年 7月 22日 金曜日 15時20分 ]

リニア駅周辺会議 飯田市上郷飯沼、座光寺境に設置されるリニア中央新幹線県内駅の周辺整備に向けた市の検討会議は20日、市役所で第7回を開いた。各部会が、駅舎や周辺整備、まちづくりに関する公募アイデアを踏まえた検討状況を報告。リニアを生かし、人々の交流を活性化するための方策などを検討、実践する「交流人口拡大部会」を8月に設置することを確認した。

 

 円滑で便利な交通機能を検討する「トランジットハブ・道路ネットワーク部会」は、駅北口にバスやタクシーの乗降機能などを集約するアイデアについて「乗換交通が1カ所にまとめられて分かりやすい」とする一方、「交通が錯綜する」「駐車台数を確保するための工夫が必要」といった課題を踏まえ「方面別に南・北口で機能を分担させる方が効率的」と提言した。

 

 交通広場と駅を2階部分で接続するアイデアに関しては、コンコース高と天井間が5・5メートルしか確保できないことから「コンコースを2層構造にすることは適当でない」と説明した。

 

 中央道の座光寺スマートICを結ぶ座光寺上郷道路からの進入路と交通広場の立体化に関しては計4案を提示。事業費は平面整備案が最も安いが、立体交差進入の2案はSICからのアクセスが良くなるなど、地下道進入案は眺望を確保できるなど、それぞれに有利・不利があるため、今後に検討を深める。

 

 「環境・景観部会」は▽スムーズな動線計画▽交通渋滞、緑地環境の代替措置▽田園的な伊那谷の玄関スペース―を軸にした土地利用や景観のあり方を検討。「駅に降り立つ人たちが歩き出すような仕掛け」や「緑(自然)の活用」など、地元住民を含む人々の交流や憩いにつながる機能を重視する方針を示した。

 

 8月に設置する交流人口拡大部会では、地域の魅力を生かし、リニアによる人の往来を促進する方策を練る。具体的なプロジェクトを実践していくため、すでに伊那谷で文化や教育、産業振興などに取り組む人たちをメンバーに加える。

 

 第7回会合では、駅周辺整備に関する各種の検討案について、一帯の勾配や地形も踏まえ「CGや模型などで立体的に示してもらえると分かりやすく、議論も深まるのでは」の意見が相次ぎ、佐藤健副市長は「市民らと共通理解を深めるための予算や時間(説明回数)は大切で、しっかりと確保したい」と前向きに応じた。

 

 魅力発信を中心に、駅周辺整備で求める機能をめぐっては「地域づくりのグランドデザインから考えることも大切」「(周辺整備区域とする)6・5ヘクタール内で全て凝縮するのは難しく、項目を整理すべき」といった声も複数出た。

 

  

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