代替地の整備計画示す

リニア中央新幹線

[ 2020年 6月 17日 水曜日 15時57分 ]

 リニア中央新幹線の県内駅(飯田市上郷飯沼・座光寺)周辺整備などで移転を迫られる住民を対象に、市が整備する座光寺の移転代替地「共和」を巡り、市は16日夜、座光寺地区を対象にした住民説明会を開いた。南信州広域連合がリニア時代に向けて整備を検討する「アリーナ機能を中心とする複合施設」の候補地が含まれ、市側は積極的に関わっていく姿勢を示した。

 共和地区で居住用の代替地を計画する一方、リニア本線の北側はアリーナ機能を中心とする複合施設の候補地となっている。

 希望者に売却、分譲する宅地の予定地は約0・3ヘクタールで、6~8区画。国道153号の東側付近に市道を新設し、市道に面したところを造成して分譲する。今後は測量や地形地質などの調査を進めて詳細な計画にしていく考えで、2021年度に用地を取得して工事着手する。

 この日は担当部長らが出席し、市の検討状況や整備計画を示した。住民側は26人が出席した。

 説明会は当初3月に予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響でずれ込んだ。

 アリーナ機能を中心とする複合施設を巡っては、広域連合は第4次広域計画「基本構想・基本計画」の後期計画(20~24年度)に整備検討事業として新たに盛り、計画期間の中で構想を描く方針。当初は施設を造るかどうかの判断を昨年度中に行うとしていたが、判断を先送りにした。

 市は「北条・丹保」(上郷)、「唐沢・宮の前」(座光寺)「共和」(同)の3区域で移転代替地の造成を計画する。

 唐沢・宮の前の予定区域(0・8~0・9ヘクタール)は農地と宅地の代替地となる。宅地は10区画程度。造成計画の作成を進めており、分譲する区画の最終調整を行っている段階。分譲価格の公表と受け付け開始時期については「準備ができ次第個別に説明する」とした。本年度末の造成工事完了を目指して整備する。移転代替地整備に向けた道路改良は既に着手している。

 北条・丹保の用地約2・7ヘクタールのうち宅地は2・2ヘクタールで、73区画を整備する。残りは緑地や道路など。2つの工区に分け、4ブロックある第1工区は1月に工事着手している。残りの第2工区は7月に工事着手する見通し。2021年3月末の完成を目指す。

 北条・丹保が先行し、1月14日に購入手続きの受け付けを開始。代替地の価格や区割りについても公表した。第1工区は9月末には概成が完了する見通しで、移転開始の時期は「早ければ秋以降」(担当課)とする。

◎写真説明:座光寺公民館で開かれた説明会

  

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