伊那市で伊那谷自治体会議開く

リニア中央新幹線

[ 2020年 3月 27日 金曜日 15時05分 ]

 リニア中央新幹線の整備効果を広範囲に広げ、地域振興に生かすための方策を検討する「伊那谷自治体会議」(座長・阿部守一知事)は26日、伊那市の伊那合同庁舎で会議を開いた。リニアバレー構想実現に向けた取り組みとして、昨年9月までの会議を踏まえた実現プラン(仮称)案の基本方針について協議し、決定した。

 会議は飯田、伊那、駒ケ根市と上下伊那の広域連合、県関係部局などで構成。この日は首長らが出席し、県庁の阿部知事とはテレビ会議形式でつないだ。

 基本方針では、伊那谷全体の課題として人口の減少による地域経済の縮小を挙げ、豊かな自然環境やリニア開通による時間距離の短縮など大都市圏にはない伊那谷の価値を見出し「人口減少に負けない持続可能な地域をつくる」ことを目指すべき方向に掲げた。

 具体的な取り組みとしては「景観形成・共通サイン整備」「広域二次交通の整備」「周遊滞在型コンテンツづくり・受入環境整備」「大都市圏の研究機関や企業の本社機能などの移転促進」など15項目を提示。各取り組みごとに主体となる市町村や行政、民間事業者などを示し、方針に沿って官民で喫緊に取り組むとしている。

 協議に出席した首長らからは、飯田市に設置される県リニア駅にアクセスする広域二次交通の整備について「最優先に取り組むべき」とする意見が多数上がった。飯田市の牧野光朗市長は「二次交通の関係は広域観光周遊をどう作っていくかにも深くかかわる。具体的なことについてさらなる議論ができるようお願いしたい」と述べた。

 阿部知事は「県が責任を持って進めていかなければいけないと思っている。速やかに体制を整えて着手していく」とした上で、「地域のどこを優先的に結べばいいかは各市町村でさまざまな考えがある」「生活者と観光客が求める二次交通はだいぶ視点が違う」と指摘。「そういう部分について、各市町村に具体的な意見を出してほしい」とした。

 リニアバレー構想は▽国際空港へ1時間でアクセスするグローバル活動拠点▽巨大地震時のバックアップと食料・エネルギーの新しい供給拠点▽高度な都市空間と大自然とが近接した対流促進圏域▽世界から人々を呼び込む感動フィールド―を目指す姿として描く。

 冒頭のあいさつで阿部知事は、4月からリニア整備推進局の地域振興担当を南信州地域振興局へ移管することに言及。リニア活用推進を担当する副局長を同振興局に配置するとともに、再編された「リニア活用・企画振興課」に職員を2人増員することなどを明らかにし、「これまでよりも強力な体制でリニアバレー構想を推進していく。各市町村長の皆さんには協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

◎写真説明:伊那市で開かれた伊那谷自治体会議

  

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