商工団体と県議がリニアで意見交換

リニア中央新幹線

[ 2014年 6月 4日 水曜日 9時03分 ]

 リニア中央新幹線のルートにあたる喬木村商工会と飯田商工会議所上郷、座光寺の両支部でつくる「リニア中央新幹線の開通に伴う該当商工団体連絡会」が2日、村商工会館で開かれた。構成メンバー約20人が出席。飯田下伊那の県議3人を迎え、意見交換した。飯田市上郷飯沼に造られる中間駅の周辺整備など「情報が入ってこない」とし、情報提供を求める声が相次いだ。

 同連絡会は、具体的な路線が明らかになった昨年9月の環境影響評価準備書の公表後、事業所の移転など共通の問題が出てきたため、村商工会の呼び掛けでことし1月に設立した。会合は2回目。

 出席した県議は古田芙士、小池清、高橋岑俊の3氏。小池氏は「この地域にリニア駅ができることでどう変わるか。そんな議論がないままで、具体的な取り組みも見えず住民の将来不安になっているのでは」と指摘。駅周辺の整備やリニアを活用した施策の具体化に向けた作業を急ぐ必要性を訴え「開業までに整備ができれば良いという考えでは、中間駅ができる中津川市などとの地域間競争に負ける。リニアが通るだけにならないようしっかり考えてほしい」と述べた。

 古田氏は、中間駅の1日当たりの乗降客数が7000人の試算に触れ「過度な期待は持つべきではない」とした。駅周辺の整備に関する情報が出てこないとする声には「事務レベルで協議を進めているが、確定しないと公表できない。事前の情報が出ると混乱するため、うかつに出せない」と理解を求めた。

 高橋氏はリニア開業に向けて「民間、行政のそれぞれが出来ることはたくさんある」と主張。経済波及効果については「あらゆる業種が恩恵を受けるだろう」とみた。

 出席した佐藤博一副村長は、リニア開業を前向きにとらえる発言が少ない村内の現状を指摘し「メリットを早く示すことを考えないと迷惑施設になりかねない」との見方を示した。

 連絡会会長の藤本芳男・喬木商工会長は「リニアに伴う地域開発を探るための話し合いの場をつくってもらい、いろんな業界からの意見を聞いてほしい」と要望した。

  

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