大鹿で阿部知事と地元関係者の意見交換会

リニア中央新幹線

[ 2016年 10月 31日 月曜日 15時14分 ]

002大鹿と知事

 JR東海が1日に大鹿村でリニア中央新幹線の南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)に工事着手するのを前に、県は10月30日、阿部守一知事と地元団体関係者の意見交換会を村役場で開いた。1時間ほどの意見交換だったが、阿部知事は「幅広い課題があると実感した。県全体で大鹿の課題や懸念を共有し、JRに言うべきことは言っていく」と約束した。

 村側は柳島貞康村長や村議会のほか、観光協会、商工会、農業委員会、教育委員会、自治会長会、老人クラブ、赤十字奉仕団の7団体の代表者ら計24人が出席した。

 柳島村長はJRについて「大きな組織で、現場の社員に伝えても上層部に届いているか疑問。県に間に入ってもらいたい」と要望した。

 議会側からは南アトンネルの掘削残土について「残土は不安材料の一つ。早急に運び先を決めてもらいたい」としたのに対し、阿部知事は「県としても本腰を入れてやっていく」と応答。残土置き場については「置きっぱなしではなくJRが責任を持つよう交渉していく」とした。

 各団体からは大量のダンプなど工事用車両の通行に伴う住民生活や観光への影響を懸念する声が相次ぎ、残土の運搬路となる県道松川インター大鹿線の全線2車線化や渋滞対策、国道152号の冬季通行止めの解消など道路問題に関する意見や要望が多く出た。

 阿部知事は住民の懸念が顕在化している現状を指摘した上で「マイナス面の軽減に加え、工事後の大鹿村がどうあるべきか、ポジティブな方向性を一緒に考えたい」と述べた。

 会場では住民ら約30人が傍聴し、知事の答弁に耳を傾けた。

  

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