大鹿リニア対策委で住民説明会

リニア中央新幹線

[ 2016年 4月 22日 金曜日 8時29分 ]

大鹿リニア対策委員会 大鹿村リニア対策委員会は20日、15回目の会合を村役場で開いた。JR東海や県、中部電力、共同企業体(JV)の担当者が出席。27日の住民説明会に向け、対策委が求める10項目の影響対策について説明した。JR側は工事用車両が通行する県道と国道の迂回ルート案を示した。

 

 10項目のうちJRからの説明は、県道松川インター大鹿線の改良のほか▽県道赤石岳公園線の改良計画▽国道152号の車両通行対策▽村道の改良計画▽発生土の仮置き計画と工事用車両の平準化▽環境影響対策▽地域との連携▽変電施設▽工事スケジュール―の9項目。

 

 工事用車両が通ることになる大河原の国道152号の迂回路について、村や対策委が求めていた小渋川左岸を通るルートを検討中。小渋川と青木川に計3つの橋を架ける計画で、対策委から懸念が出ていた小渋川に架かる大西桜橋は「通らない」とした。右岸の大鹿小学校や福祉施設の付近は避ける。

 

 残土の仮置き計画では、村総合グラウンド(大河原)を含む村内計8カ所の候補地について、仮置きできる土量は計54万立方メートルとした。仮置き場の確保によって、トンネル掘削で発生する残土を村外に運び出すための車の走行台数の平準化が図られ、ピーク値は1736台から1350台に減らせる。

 

 県道松川インター大鹿線について、JRは四徳大橋西側に仮称西下トンネル(約0・9キロ)、東側に仮称四徳渡トンネル(約1・2キロ)の2車線トンネル新設と、渡場交差点―トンネル間の5カ所で拡幅を計画する。四徳大橋は拡幅ができず「大型車同士のすれ違いができない」とし、安全対策として、新設のトンネル内に誘導員を配置するなどして交通整理を行う意向。四徳渡トンネル内に、対抗車両の通過を待つ車列が最大70メートル(7台)になる試算を示した。

 

 工事用車両が通る県道赤石岳公園線の工事改良は、8カ所の拡幅に加え、2カ所で通行に支障が出る岩を除去する。また上蔵地区にある福徳寺(国重要文化財)について、住民要望を受けて福徳寺の前を避ける迂回路を計画しているとした。

 

 またJRの長野工事事務所大鹿分室(大河原)の隣接地にJVの宿舎や事務所を設置する計画で、建物のイメージ図と配置案を示した。広さは約8000平方メートル。7棟と駐車スペースを確保し、宿舎は200人規模になる見通し。地元や施工会社と連絡会や協議会を設立する意向も示した。

 

 計画によると、南アルプスを通るリニアの本体工事は今夏の工事着手を目指す。県道赤石岳公園線の拡幅は、初夏から工事を開始する予定。

 

 県道松川インター大鹿線の2本のトンネル新設は6~7月に工事契約し、今秋にも工事に着手する。工事期間は2018年度末までで、拡幅は今夏から工事に着手する見通し。小渋川橋梁の建設と変電施設の造成工事は18年からとした。

 

 住民説明会は27日に村交流センターで開く。午後7時から。

  

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