大鹿村リニア対策委員会が会合開く

リニア中央新幹線

[ 2016年 2月 8日 月曜日 9時09分 ]

大鹿リニア会議 大鹿村リニア対策委員会は5日、13回目の会合を村役場で開き、県やJR東海、中部電力の担当者が出席した。JR側はスケジュール案を出し、リニア中央新幹線の南アルプストンネル長野工区(約8・4キロ)の掘削工事について「ことしの夏ごろに着工したい」とした。

 

 JR側は澤田尚夫・中央新幹線建設部担当部長らが出席した。スケジュール案によると、工事用車両が通る県道赤石岳公園線の工事改良は「来年度春ごろ」。リニア建設で発生する残土の運搬路となる県道松川インター大鹿線について、拡幅工事は「ことしの夏ごろに着手」、JRと県で新設する2本のトンネル(計約2100メートル)は「秋ごろに始めたい」とした。

 

 南アトンネルは「契約の手続きを進めている」と説明。県道の2本のトンネルに関する工事協定は、2月の県議会承認に向けて準備を進めているとした。

 

 村は県道松川インター大鹿線の改良工事開始後の本体工事着工を強く求めていたが、計画だと、同県道の改良工事は南アトンネル工事開始後となる。

 

 JRは当初、県道松川インター大鹿線の改良工事の開始時期を「(昨年の)秋ごろ」、南アトンネルの掘削工事の開始時期を「今冬」としており、計画は遅れている。

 

 リニア関連工事に先立ち、全村民を対象とした住民説明会は3月末~4月に開く予定。道路改良や南アに関する工事説明会は来年度の早い時期に開きたい意向で「準備ができしだい早期に」とした。

 

 柳島貞康村長は「住民の理解を得るにはまだまだ時間がかかる」との見方を示し、澤田担当部長は「スケジュールは決定ではない。説明会を通して村民にしっかりお話しさせていただく」と述べた。

 

 リニアへの電源供給のために村内に変電所と送電線を設置する中電側は、架空送電線のルート案と景観対策を示した。ルートは「(調査範囲の)南側が好ましい」とし、鉄塔はこれまでの12基から10基に減らすと説明。尾根の安定した地盤に鉄塔を建て、電線の下にある木を一定の高さに伐採して鉄塔を低くするなどの対策を検討しているとした。

 

 村などは青木川―小渋川変電施設の地中化を求めているが、中電側は、地中化によって地滑りや水枯れが懸念され、工期や費用も膨らむと説明。「技術的には可能だが、架空送電線がふさわしいと考える」とし、地中化に否定的な姿勢を改めて示した。

 

 委員提案で検討していた住民アンケートについては、実施しない方向で集約した。

  

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