大鹿議会が南アトンネル工事着手へ同意

リニア中央新幹線

[ 2016年 10月 21日 金曜日 16時29分 ]

002大鹿

 大鹿村で計画されているリニア中央新幹線南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)をめぐり、村議会は21日、工事開始への同意について柳島貞康村長を交えて非公開で協議し、村長、議会ともに同意することにした。JR東海は村側の同意を待つとしており、これにより県内初の本体工事に入る計画で、同社は関係自治体と安全祈願式の日程調整を進める方針だ。

 村は協議会後、JR側に「村および議会が工事着手については適当と判断した」と電話で伝えた。

 また村は同日、同意したことを村ケーブルテレビを通して村民に周知した。

 この日の会合は任意の協議会で熊谷英俊議長が招集し全議員8人が出席、柳島村長が同席した。柳島村長が確認書の締結を踏まえて工事着手に同意する意向を表明し、議会は議長を除く7人中賛成4人、反対3人の賛成多数で同意とした。

 2時間余の協議後に採決を選んだ理由について、熊谷議長は「『同意はやむを得ないが、立ち場上同意はできない』といった考えもある中で、このまま協議を続けても全会一致には至らないと判断した」とした。

 協議後、柳島村長と熊谷議長が会見に応じ、柳島村長はJRとのこれまでのやり取りを説明した上で「着手については適当だと判断した」と語った。JRと結んだ確認書については「住民の不安軽減策だと考える」との認識。村民に向けては「工事後の村づくりに向けて心を一つにして協力いただきたい」と述べた。

 村は来月をめどに、JRや県を加えた村リニア連絡協議会を設置する。柳島村長は設置の理由について「工事に対する賛成や不安などさまざまな意見があることは承知している。実際の工事による影響を確実に把握し、迅速な対応によって影響を最小限にするため」とした。

 18日に開かれた村議会全員協議会でも、議長を除く7人のうち4人が工事に賛成の姿勢を示していた。

 工事着手についてJRは、村議会から出された意見書に基づいて村長と村議会の同意を得た後としていた。

 同社の澤田尚夫・中央新幹線建設部担当部長は14日の全村民対象の説明開会後、「住民理解が得られた」と表明。17日に工事着手の前提となる確認書案を村に提示した。18日に議会側が確認書の締結を了承したのを受け、19日に工事用車両のルールや環境保全策などを盛り込んだ確認書を村とJRが締結した。

  

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