天竜川架橋と日照補償

リニア中央新幹線

[ 2020年 7月 2日 木曜日 16時37分 ]

 JR東海は6月30日、喬木村の阿島北リニア対策協議会で、天竜川橋梁(りょう)を含む高架橋約960メートル区間の新設工事計画の概要と、高架橋部分の構造物で生じる日照影響とその補償について説明した。

 会議は冒頭を除いて非公開で行われた。天竜川橋梁は、長さ約520メートルの5径間連続PC箱桁橋で高さ3・5メートルの防音壁を設ける計画。隣接区域の高架橋は約440メートルで、一定区間ごとに防音壁、緩衝工、防音防災フードを設ける。天竜川橋梁は今秋にも着工する見通し。

 日照影響による補償は、国などの基準に基づき日陰で増加する暖房・照明などを金銭補償するもの。工事完了後の冬至で、日中の日陰時間が2階部分で5時間以上となる住宅が対象になる。また、太陽光発電設備の補償についても説明があった。

 同協議会によると、冬至の朝と正午、夕方の各時間帯に日陰となる範囲、日陰時間が5時間以上となる区域を示した地図が会場内に掲示された。構造物の高さはフードを含め、最大で地上37メートルを想定した。

 区域を示した地図は配布されなかったが、JRが把握する補償対象者には個別で連絡する方針だと伝えられた。参加者から「日陰時間が4時間半など対象外になる住民にも配慮してほしい」との要望もあった。

 昨年度末の説明会開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。30日は、感染予防のため午後3時からと同7時からの2回に分け、いずれも阿島北コミュニティ消防センターで開いた。各回とも30人弱の住民が参加した。

◎写真説明:JRが示したスケジュール

  

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