山梨リニア実験線の設備を報道陣に公開

リニア中央新幹線

[ 2014年 9月 25日 木曜日 9時21分 ]

 11月からの乗車体験会を前に、JR東海は22日、山梨リニア実験線(山梨県上野原市―笛吹市)で走行試験や改札の設備を報道陣に公開した。まもなく一般にも公開されるリニア体験を一足早くレポートする。

 今回新たに公開された改札は、飛行機の搭乗口を彷彿させる。JR東海が見学センターから路線を挟んだ反対側に新設。入場するとまず、飛行機でおなじみの金属探知機をくぐる。

 その先にあるのはタッチパネル式の搭乗券発券機。インターネットなどを通じて入手する予約番号を入力すると、名前、搭乗時刻や座席番号が記された搭乗券が発券される。

 搭乗券にはQRコードが印字されていて、改札のセンサーにかざして入場することができる。

 一連の乗車手続きは乗車体験会を意識したもので、遠藤泰和・山梨リニア実験センター長は「実際の営業運転に向けて、今後も検討を重ねる」と話した。

 建物に入ると、乗車体験を案内する会議室に通され、そこで注意説明を受ける。部屋に直結しているホームは磁界の影響を低減させるために屋内になっており、2つの乗降ゲートから2号車、3号車にそれぞれ乗り込む。

 座席は両側2席ずつ、17列あり、定員は68人。間隔は前後が新幹線より狭く、横幅がわずかに広い。テーブルやドリンクホルダーなども備えている。

 L0系はおよそ3分ほどで時速500キロに到達。車内の揺れの感じ方は人それぞれだったが、遠藤センター長によると、横揺れは新幹線と同等で、縦揺れがわずかに大きいという。

 目に入る景色のほとんどはトンネルの壁で、スピードを体感できる場面はわずかな明かり区間のみ。それでも木々が目の前を横切っていく速度は目を見張るものだった。

 時速が落ち、浮上走行からタイヤ走行に戻る際は、飛行機の着陸時の衝撃を小さくしたような縦揺れを感じた。

 30分ほどで1・5往復、約100キロを走った。

 同センター長によると、浮上走行とはいえ、乗り心地には路面の状況も影響を与えるという。今後は開業まで、車両と路面の双方で乗り心地を向上させるための研究を重ねるという。

  

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