山梨工区の広河原斜坑を公開

リニア中央新幹線

[ 2021年 5月 12日 水曜日 15時51分 ]

 リニア中央新幹線計画を巡りJR東海は12日、山梨県内で掘削を進めている南アルプストンネル山梨工区(7・7キロ)のうち、南巨摩郡早川町の広河原非常口からの斜坑(延長4・1キロ)の工事現場を報道公開した。坑口入り口ヤードや坑内先端部で、工事概要、進ちょく状況などを説明。現在約3・3キロまで掘削が進み、「固い地質や非常に少ない湧水量から順調に工事が進んでいる」とし、掘削完了の目途を「約1年後」とした。

 25年10月末までを工期とする南ア山梨工区では、早川非常口となる斜坑の掘削工事が17年6月に完了。同斜坑を活用し、先進坑と本坑の掘削を進めている。現在の進捗は、先進坑が1900メートル、本坑が1300メートル。
 早川斜坑の2キロ余り西側に位置する広河原斜坑は、17年9月から掘削を開始。この日公開した坑内先端部は、入り口から約3・3キロ掘り進んだ地点で、土被りは約800メートル。本線の位置でみると、品川駅を基点として約140キロ付近、山梨県駅(仮称)から約30キロ西側にあたる。

 ダイナマイトでの発破、発生土の搬出、コンクリート吹き付けなどの工程を1日に3、4回繰り返し、3~4メートルずつ掘り進めている。湧水量は入口付近で1分間に400リットル、先端部では水滴程度と少なく、山梨工事事務所の中川隆広所長は、順調に工事が進んでいる大きな要因として挙げた。

 掘削完了後は、先進坑、本坑の掘削に向けた工事用トンネルとして活用する。中川所長は「地質やトンネル内の状況を常時しっかりと把握しながら、引き続き安全に工事を進めていく」と力を込めた。

 西側の長野工区では、いずれも大鹿村内の除山、釜沢の非常口から斜坑を掘削中で、昨年7月までに除山非常口は計画の約7割、釜沢非常口は約4割の進捗。小渋川坑口の斜坑は掘削を追え、先進坑の掘削を進めている。

◎写真説明:約3・3キロ掘り進んだ先端部

  

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