市がリニア将来ビジョン地区説明会を開始

リニア中央新幹線

[ 2011年 1月 22日 土曜日 9時52分 ]

 リニア中央新幹線飯田駅設置が事実上決まったのを受け、飯田市は20日夜、下久堅公民館でリニア中央新幹線の現状とリニアを見据えた地域づくり(リニア将来ビジョン)を説明する住民説明会を開始した。21日は三穂で開催。2月に入ると丸山や橋北、羽場、松尾、竜丘などで予定されている。説明会では、リニア将来ビジョンとともに、今後最大の焦点となる駅の位置の重要性を強調し、住民の理解と協力を呼びかける方針だ。

 下久堅地区まちづくり委員会が1月の例会に併せて開催した説明会の冒頭、田平久美会長は「竜東が開発の大きなポイントになる。時間をかけてしっかり勉強し、統一した意見でみんなに説明できるようにしたい」とあいさつ。市のリニア推進対策室の木下悦夫企画部参事がパワーポイントを使って45分間説明を行い、質疑応答や意見を聞いた。

 説明の中で、リニア飯田駅の位置の重要性について「リニアメリットを生かすのに最も重要な視点として、地域外の人に来てもらう視点が大切。戦略的な地域づくり、駅からのアクセス、行政コストを最小限に抑える必要性を考えなければならない」と強調。南信州広域連合などで合意している「現飯田駅併設」に住民の理解と協力を呼びかけた。

 リニア将来ビジョンについては「リニア飯田駅設置を見据えた将来の地域像を共有し、具体的な事業展開を図っていきたい。地域が一丸となった取り組みと情報発信が必要」と説明した。

 これに対し、出席者から「外への情報発信だけでなく、住民への情報提供と情報の共有化が足りない」と指摘する意見が出た。また、「多くの人たちが勉強しなければならない。要請があれば応えてくれるのか」との質問に、市側は「もっと盛り上げていきたい。話があれば来るつもり」と答えた。

 最後に「下久堅もリニアの影響が相当ある。将来ビジョンはまちづくりの考え方と共通している。16年後の地域づくりを考えていく機会を我々もつくっていく」とまとめた。

  

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