市民も参加しPJチームを、リニア見据え新年度にも

リニア中央新幹線

[ 2014年 3月 20日 木曜日 15時52分 ]

 リニア中央新幹線の開業時代を見据え、本年度に飯田市が始めた「リニア未来都市ブランディング事業」に関する学習会が18日、市議会議員を対象に議場で開かれた。「飯田ブランド」の構築と発信を目指し、新年度にも市民や有識者、行政によるプロジェクト(PJ)チームを立ち上げる方針が明らかになった。

 市から事業を委託されたコンサルティング会社「テイク・ワイ」の会長で、事業のプロデューサー役を担う竹内宏彰さんが、地域ブランディングの重要性や本年度の取り組み状況を説明。おおむね3年を目処とする短期実行プランだけでなく、中・長期的な戦略イメージも披露した。

 竹内さんは「リニアができ、IT産業がさらに進めば『世界の中の飯田』の位置付けで、まちづくりを考えねばならない」と指摘。同事業で「飯田市が他の地域と比べ、有名でイメージの良い地域となり、観光や生活、企業活動を行いたくなることを目指す」とした。

 初年度の調査やシンポジウムで訪れた有識者らの見解も踏まえ「飯田にはさまざまな素晴らしいものがあるが、(これぞという)特徴的なものが弱い」「伝統や文化を守る意識の高さに比べて、新しい技術や最先端を学ぶ意識は低い」などと分析。▽何を主要ブランドとして定着させるかの選定▽情報発信力の強化―が重要とし、PJチームの役割に位置付けた。

 PJチームの構成市民は例えば、ITやメディア、教育、イベントなど多彩な分野からを見込み、竹内さんは特に「若い人たちの力、発信が大切になる」と指摘。「飯田の魅力は何か、伝えるにはどうすべきか、(リニアが開業する)13年後の家族や身近な人たちにとって、うれしいと思えることを積み上げてほしい」と助言した。

 情報発信に関しては、漫画やアニメ、映画、小説といった各種メディアの中で、飯田を題材や舞台として扱ってもらえるような取り組みも同事業で試みる。すでに先月に大手出版社の編集者と漫画家を同市に迎え、天龍峡などを案内したという。

  

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