市議会リニア特別委が現地勉強会

リニア中央新幹線

[ 2016年 7月 21日 木曜日 15時34分 ]

リニア特別委の視察 飯田市議会リニア推進特別委員会(井坪隆委員長、委員8人)は19日、2027年の開業予定で市内上郷・座光寺境に県内駅が設置されるリニア中央新幹線の関連事業予定地を視察した。新設を目指す中央道・座光寺スマートインターチェンジ(SIC)や座光寺上郷道路のほか、建設発生土の排出口など7カ所を巡り、市の担当課職員から説明を受けた。SIC関連では現状計画に基づくイメージ図を示した。

 リニア事業が計画から建設に移行していく段階を踏まえ、現地勉強会の位置付けで企画した。午後に▽座光寺SIC▽座光寺上郷道路▽土曽川非常口▽リニア駅と駅周辺整備▽リニア関連事業現地事務所▽国道153号飯田北改良▽松川右岸坑口―の順に巡った。

 このうち、座光寺SIC予定地については、中央道の架橋上から座光寺パーキングエリア一帯を視察した。リニア駅とのアクセス道となる座光寺上郷道路との接続を含む周辺イメージ図を参考にしながら、中央道本線との出入口となるランプ部などの現況を把握した。イメージ図の道路形状や各種設備は今後、変更する可能性があるという。

 県道飯島飯田線(フルーツライン)の土曽川大橋からは、座光寺上郷道路との交差部分やルートを把握した。周囲の高低差や地形を踏まえ、大橋付近からは土曽川を迂回する形でSIC方面と結ぶことや市道の一部付け替えが伴うことなどを確認した。

 市リニア推進課の説明によると、土曽川沿いの非常口はリニア本線から約450メートル北側で、黒田非常口まで約3キロ区間の掘削土約45万立方メートルの排出が見込まれる。掘削土の活用については「座光寺上郷道路の盛り土用などを含め関係者間の協議事項となろう」とした。

 上郷飯沼地区に5月10日に開設された市の現地事務所では、視察時までの相談件数が45件あり、内容としては、リニア関連工事のスケジュール、建設用地となった場合の代替地、物件補償などが多いことが報告された。

 視察後に井坪委員長は「現地事務所には関係住民の切実な声も寄せられている。相談者に親身に寄り添い、信頼を得ていくことが事業の円滑な進行には求められる」と指摘。「いよいよハードの建設段階が近づいており、議会としても、より積極的に住民の声を拾い上げていかねば」と話した。

 

  

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