広域計画策定委員会リニア広域計画の原案を牧野連合長に提出

リニア中央新幹線

[ 2011年 1月 7日 金曜日 9時06分 ]

 南信州広域連合の広域計画策定委員会(羽場睦美委員長、23人)は6日、リニア将来構想検討会議が昨年策定した「リニア将来ビジョン」を具体化していくため、先ずは調査研究プロジェクトを盛り込んだ「第3次広域計画」(2011―15年度)の原案をまとめ、牧野光朗連合長に提出した。16年後の開業を目指すリニア中央新幹線や、7年以内(平成20年代後半)の全線開通を目指す三遠南信自動車道を見据え、南信州地域が一体となって戦略的に地域づくりを推進する初期5カ年計画と位置づけている。

 第3次広域計画は、広域連合が従前から取り組んでいるごみや消防、介護認定などの事務事業に加え、今回新たに広域的な重要課題の調査研究に関する「調査研究プロジェクト」を盛り込んだ。リニア将来ビジョンで示された将来の地域像を、広域計画でも将来の地域像と定めるとともに、その実現に向けた調査研究に取り組んでいく。

 また、人口減少や少子高齢化、経済のグローバル化などの「地域全体の危機的状況」に対処し、持続可能な地域づくりを実現していくため、定住自立圏構想と広域連合が両輪となって一体的な政策連携と地域政策の推進を図っていく。

 将来の地域像を実現するために、初期5カ年計画の目標として「5つの地域づくり」=図参照=を掲げた。「暮らし・環境・産業・景観」「福祉・医療・自己実現」「基盤整備・交通・防災」「教育・国際化」「地域づくり・コミュニティ」の内容。多様な主体による役割分担と協働により「5つの地域づくり」のもと、歴史や伝統、文化、自然などを継承しながら、質の高い、世界的な魅力を持つ地域づくりを進めていく。

 調査研究プロジェクトは、広域連合のほか、市町村や民間組織の協力も得ながら、役割分担して進める。想定されるプロジェクトの主な内容として▽地域間を結ぶ交通体系・交通アクセス▽景観の整備、土地利用(ゾーニング)▽飯田版の高等教育機関の設置▽地域全体の医療体制▽研究開発型企業の誘致▽低炭素、資源循環、環境配慮の地域づくり▽県境を越えた広域連携▽国際感覚を持つ人材の育成▽地域資源を活用した地域ブランドの確立▽若者、女性、外国人が参画する地域づくり―などを例示している。

 県飯田合同庁舎で開いた第3回広域計画策定委員会で羽場委員長は「従来の事務組合的なものに加え、今一歩、足を踏み出して地域の課題に挑戦していきたい。予算も限られた中でどう取り組んでいくか調査研究に取り組んでいく必要がある」と指摘。牧野連合長は「今まさに、地域の総合力をもって対処していかなければならない状況。一体的な地域経営の視点から、広域連合が地域政策をより積極的に推進していきたい」とあいさつした。

 まとまった広域計画の原案は、7日から31日までパブリックコメントを行い、地域住民の意見を聞いたうえで、広域連合会議で議案として2月23日の連合議会定例会に提出、議決を得て4月1日から施行する。

  

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