座光寺上郷道路 宮崎の一部トンネル化 全線2.7キロの計画固まる 

リニア中央新幹線

[ 2018年 6月 13日 水曜日 15時09分 ]

県が示した概略設計

 県が新設する座光寺上郷道路の説明会が12日夜、飯田市座光寺原・宮崎地区であり、県飯田建設事務所が構造を検討していた宮崎の一部区間についてトンネル化する方針を示し、概略設計を示した。リニア長野県駅と中央自動車道座光寺スマートIC(仮称)を結ぶアクセス道路。フルーツラインとの取り付け計画も14日に地元に示す予定で、全線の概要が固まった。

 詳細設計を終えているSIC側と駅計画地側の中間にある区間で、県道飯島飯田線北側の一部約300メートル。登坂車線のある3車線道路を計画している。

 県は当初からトンネル化を視野に入れていたが、土被りの薄さや緩みやすい地盤、高い地下水位への対応が課題だった。

 住民ら約30人が参加した説明会で、県側は「工法を工夫することで、安全に施工できることを確認した」と強調。フルーツラインの上郷トンネルを事例に挙げて▽地山を補強しながら施工する▽地盤が緩む前に固める▽水を抜きながら施工する―の手法を伝えた。

 トンネル区間は農地直下の約260メートル。鋼管を先に打ち、周囲を補強しながら掘削する。

 土被りが浅いため、大規模な掘削や重たい構造物などはトンネルに影響するとし、トンネル上部の土地に行為の制限を設定する考えで、「内容に応じて補償する」とした。

 質疑は非公開。住民からは市道の分断や農地へのアクセスを心配する声が聞かれ、県側は要望を聞きながら詳細設計を進める考えを示した。

 日程案によると、来年度春までに詳細設計をまとめ、夏以降に制限などに関する調査を実施。まとまり次第、用地の手続きに移る。

 4車線道路を計画する国道153号から土曽川大橋までの駅側約1・2キロでは物件調査の手続きを始めている。SIC側でフルーツライン上―県道飯島飯田線の区間約1・4キロは今秋の説明に向けて詳細設計に着手。フルーツライン取り付け部は14日に詳細設計を示す。

  

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