本山残土置き場計画地の保安林解除

リニア中央新幹線

[ 2020年 6月 10日 水曜日 15時14分 ]

 JR東海のリニア中央新幹線計画に伴う豊丘村本山の残土置き場計画地一帯の保安林解除申請を受け、県林務部は9日、計画地の保安林解除を審議する森林審議会(保全部会)を開き、部会は「解除は適切」と判断を示した。近く阿部守一知事に答申する。県は今後、審議会の意見書を付けて国に申請書を提出する。

 同置き場計画地は、伊那山地トンネル坂島工区(5・1キロ)坂島非常口の南側。同非常口から発生する約100万立方メートルと、西側で隣接する戸中・壬生沢工区(6・6キロ)の戸中非常口から発生する残土の一部を運ぶ計画で、約8万5000平方メートルの谷に最大50メートルの高さで盛土をし、約130万立方メートルの容量を確保する。

 県によると、保安林は下流域の生活、農業用水確保と災害防止のために1973年に指定された。JR東海は計画地とその周辺の9・16ヘクタールの解除を申請しており、14・3ヘクタールの林地は「残置森林」として維持する。

 この日の審議会には、部会長で水文学者の鈴木啓助・信州大学名誉教授ら委員3人が出席。現地調査の後、南信消費生活センター(飯田市追手町)で会議を開き、JR東海の担当者から事業計画の概要を聞き、古い堰堤が工事に与える影響や治山対策、地下排水設備の維持管理方法などについて質した。

 残土置き場の計画を巡っては今年1月、虻川下流域の住民が「住民合意が明確になっていない」とする署名と要望書を提出。豪雨災害を懸念する声が挙がっていた。

 会議後、鈴木教授は「安定化のため、さまざまな施策が進められている。説明どおり行われるなら専門家の見地からは問題ないと感じた」と評価。一方で「不安を感じている住民への丁寧な説明と、造成後の維持管理の継続が重要。約束通り行われないようなら地元から声を上げて」と述べた。

◎写真説明:豊丘村本山の残土置き場計画地

  

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