片桐松川沿いを主路線に

リニア中央新幹線

[ 2021年 3月 19日 金曜日 15時05分 ]

 JR東海は、松川町内の松川インターチェンジ(IC)を利用するリニア残土運搬計画について、片桐松川沿いの町道を拡幅改良し主路線とする案を示した。工事期間中は、町中心部を通る県道松川インター大鹿線も通行する。18日の町リニア対策委員会で示した。4月にかけて住民説明会を開催する。

 JRが従来説明してきた松川ICへの運搬ルートは、松川インター大鹿線を含む3ルートに分散する案だった。あらい商店街や小中学校など町中心部を通行するため、多数の懸念が町やJRに寄せられ、町は今月11日に町中心部の通行低減と、今後のまちづくりを考慮した片桐松川沿い町道護岸線の改良事業について要望した。

 説明会でJR東海長野工事事務所の平永稔所長は「地域からの意見を真摯に捉え、対応を検討した」と説明。特に要望の多かった片桐松川沿いを主路線へと変更した旨を強調した。

 町道護岸線(一部県道)は広域農道から平石橋まで右岸側、国道153号までは左岸側を通行。現道の幅5~6メートルから大型車がすれ違える7メートルまで拡幅する。併せて国道から下流で右岸側の町道洞新線を一部新設し、現道部分を拡幅する。

 JRの説明によると、運搬先への松川ICからの中央道利用は「北または南」(平永所長)としており、計画がある伊那市の他、飯田市以南への運搬にも利用する方針。

 大鹿村から松川ICへの残土運搬は、2021年度下半期から始まる見通し。片桐松川沿いの道路改良が完了する21年度末までの間は、県道松川インター大鹿線を松川ICへ向かう往路で利用する。復路は町道護岸線から町道鶴部線を通る。

 工事で護岸線が通行できない場合には、松川インター大鹿線を往復で利用することもあるとした。同期間中の1日最大通行台数は100台(片道)。

 工事完了後(来年春を予定)は、往復で片桐松川沿いを通行。国道より下流部分は往路で洞新線、復路で鶴部線を通行する。完了後から飯田方面への残土搬出(1日最大150台)が終了する来年秋までは1日最大150台。

 上伊那方面への搬出(1日最大100台)が始まる来年秋以降は1日最大250台となる。22年度中の上伊那方面への通行は上新井交差点を経由する。23年春以降は1日300台。中川村内の残土活用は渡場交差点からの北上を予定し、それ以降の上伊那方面ルートは、検討していく。

 松川インター大鹿線の通行では、名子~上新井交差点間で「特に歩行者の安全確保、地元車両の優先を徹底する」とし制限速度より抑制して通行する。また、運搬車両に「GPS位置管理システム」を搭載し、経路・速度の監視、危険箇所での注意喚起などを行うとした。

◇  ◇

 対策委員会では、松川インター大鹿線の通行について、下校時間への配慮、特に注意すべき危険箇所の指摘、他社大型車両への安全運転啓発、護岸線改良の完了時期厳守など求める意見があった。

 この他、直売所や観光農園、選果場などがある松川IC~東浦交差点間の負担軽減を求める意見があった。JRは「観光シーズンなどの混雑期に配慮する」とし、果物シーズンの土曜日や連休日などに対応する他「今後ルートの分散についても想定していく」(平永所長)とした。

 これまでルートになかった町道鶴部線の利用について「沿線住民の理解が得られたのか」との質問に、町は「上新井区からも要望があり、なんとか理解を得たい」とした。

◎写真説明:片桐松川沿いのルート(配布資料より)

  

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