環境対策工案を提示

リニア中央新幹線

[ 2021年 3月 11日 木曜日 15時32分 ]

 リニア中央新幹線の地上(明かり)区間となる飯田市座光寺地区の環境対策を巡り、JR東海は10日夜に開かれた地元の地域づくり推進会議リニア部会で、環境対策工案を提示した。JRの担当者らが出席して計画内容を説明したほか、事前に寄せられた質問や要望事項について回答。部会側は影響を受ける住民の意見を尊重するとし、次回会合で最終判断する見通し。

 部会は冒頭を除いて非公開。JR側は古谷佳久担当部長らが出席した。

 従来の環境対策工だと、明かり区間は高さ3・5メートルの防音壁を設置するとしていた。これに対し、地元側はフード設置を着工の条件としていた。

 地元意向を踏まえ、JR側は環境対策工の配置を一部見直した。この日配布された資料などによると、県内駅区間の防音防災フードを延伸する形で、上郷側の約250メートル区間に防音防災フード・緩衝工を配置。3・5メートルとしていた防音壁は、保守基地周辺から天竜川付近までの約400メートル区間について高さ6メートルに修正した。

 またJRは、開業後の運転保安の側面からも検討。異常事態を想定して安全対策を講じる必要があるとして、列車火災時の排煙への対応を考慮して防音壁区間の設置を検討した。

 県は昨年11月、リニア県内ルートの開業後の騒音基準について、軌道中心から400メートル以内の沿線地域で国の基準値以下に規制すると決めた。県内区間約53キロのうちトンネル区間を除く、飯田市、喬木村、豊丘村の計約4キロの沿線で、基準の類型2種類を定めた。飯田市の都市計画法上の第一種低層住居専用地域などは70デシベル以下の類型1が適用される。

 県の騒音基準を踏まえ、基準を超える騒音の影響を受けることが予想される家屋もあり、JRは戸別の家屋対策についても検討する。

◎写真説明:座光寺地区のリニア部会

  

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