県がリニア関連道路整備へ ルート案決定に向け説明会

リニア中央新幹線

[ 2015年 12月 12日 土曜日 13時56分 ]

 県飯田建設事務所と飯田市は10、11の両日、JR東海が飯田市上郷飯沼・座光寺に設置するリニア中央新幹線長野県駅の関連道路整備に関する事業説明会を開催。県がこれまでにルート帯を決定し現地での地形測量をもとに作成した国道153号飯田北改良(上郷高屋~座光寺)のルート案と、長野県駅~座光寺スマートIC(仮称)の道路新設(座光寺上郷道路)のルート案を、市が計画している座光寺スマートIC(仮称)新設と併せて説明した。10日は、上郷別府の南信州・飯田産業センターホールで昼夜2回開き、計360人が参加。11日は座光寺公民館大会議室で昼夜2回開催した。14日に事業者説明会、15日から21日まで地区別説明会を開催し、ルート案を決定していきたい考えだ。

 国道153号飯田北改良は、前回までに3つのルート帯について評価を行い、ルート帯を「現道拡幅」に決定。現道の両側約100メートルの範囲で地形測量を実施し、ルート案を作成した。

 説明によると、延長は約2・6キロ。道路の構造は片側2車線、両側4車線で、分離帯、両側に自転車歩行道路を造る。道路の幅は25・5メートルで現在(8・25メートル)の約3倍になる。

 ルート案の検討にあたって▽駅と駅周辺整備との調整▽橋梁の架け替えなど工事中における交通を確保▽東西の高低差(国道へ接続する道路の勾配)を考慮▽飯田バイパスや座光寺交差点との接続に配慮―した。

 具体的には、新戸川~座光寺交差点の区間について、駅の構造により土曽川を渡る橋梁の橋脚が固定し、リニアの橋脚位置から東側へ拡幅する。また、現橋を使いながら下流(東側)に新橋を架設した後、交通を切り替えて現橋を取り壊す。座光寺交差点の部分は両側に拡幅する。

 南条交差点付近~飯沼交差点付近は、現道との高低差が小さい西側へ拡幅。高谷交差点付近~南条付近は、線形を改善するため東側へ拡幅する。

 用地買収面積は、現道部分を差し引いた約3万8000平方メートル、移転や補償などが必要になる家屋や店舗などは約60軒。ただ、ルート案は拡幅する道路の幅で表示しており、地形により、盛土、切土や構造物が必要な場合は、ルート案の外側に用地買収が必要となる。

 交差点部の計画、横断歩道橋や横断地下道の計画、市道や用水路などの付け替えは表示していない。今後、交差点設計により、形状の修正、右折レーンの設置、隅切り部の確保などが必要な場合は、ルート案の外側に用地買収が必要となる。横断歩道橋などの設置が必要な場合もルート案の外側に用地買収が必要となる。国道の拡幅により市道や用水路などの付け替えが必要な場合は、ルート案の外側で機能回復を図る。

  

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