第2回リニア駅周辺整備検討会議、検討部会の進め方を確認

リニア中央新幹線

[ 2015年 11月 25日 水曜日 15時30分 ]

リニア駅周辺整備会議 飯田市上郷飯沼・座光寺境に建設されるリニア中央新幹線県内駅の周辺整備に向け、基本構想の具体化(計画化)を図る市の「リニア駅周辺整備検討会議」(小澤一郎会長)の第2回が24日、市役所であり、同会議の下に設置するテーマ別4部会の進め方や先行2部会の委員構成案などを了承した。

 

 市は年内に、移転対象となるかが分かる具体的な「整備区域」案を地元住民に示す方針で、関連の深い駐車場や交通広場、魅力発信施設などの規模や配置を検討、提案する「トランジットハブ・道路ネットワーク部会」と「魅力発信部会」を来月以降に先行して立ち上げる。

 

 部会の検討経過や内容は本会議で報告、協議。県と上下伊那の自治体による「伊那谷自治体会議」との連携も重視し、連動して整備計画の検討、策定、実行につなげる。

 

 12月上旬に始動する「トランジットハブ・道路ネットワーク部会」は市と県飯田建設事務所、南信州と上伊那の広域連合、交通事業者の代表らで構成。リニア駅の乗降客がスムーズに乗り換えができるよう、駅周辺の交通動線の技術的な検討を行い、基本構想で示した「整備検討範囲」(約7・8ヘクタール)内で駐車場や交通広場、道路などの形状や位置を提案する。配置案は本年度内に複数で示す予定。次年度以降はリニア駅とJR飯田線の乗換新駅の検討も担う。

 

 「魅力発信部会」は本年度、基本構想に盛った魅力発信施設の備えるべき機能や規模などのイメージを他地域の事例も参考に検討する。整備効果を広く波及させるため、委員は伊那谷の行政や経済団体、木曽や首都圏も含む観光関係者の代表などで構成。16年度からは施設内容の具体的検討を進め、整備主体や運営主体についても検討する。

 

 このほか、年度内の立ち上げを予定する「環境・景観部会」はリニア駅空間のデザインや周辺環境・景観のあり方などを検討。「交流人口拡大部会」は「地域らしいおもてなし」のあり方や「MICE機能」(企業会議や研修旅行、国際会議、展示会など多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントの総称)の可能性などを扱うとした。

 

 24日の会議で市側は、整備検討範囲の地理的特徴も図示。基準とした国道153号「北条」交差点の標高に比べ、南から北にかけては14・5メートル、東から西には9・7メートル上っている現況を説明した。

 

 委員からは「テーマ別の検討では、整備効果の範囲を出発点ではっきりさせるべき」「道の駅の設置検討もぜひ願う」などの要望が出た。学識者からは「斜面の駅は珍しく、地形の特徴を生かしてはどうか」「リニアを降りた後も(移動の)楽しさがつながるという面からも、2次交通のシームレス化を議論してみては」の提案があった。

 

 佐藤健副市長はリニア駅周辺整備の検討では▽リニア効果を広く波及させる▽地元の懸念解消に細心の注意を払う―の2点を重視し、両者のバランスに配慮する姿勢を伝えた上で「当面は(整備範囲を確定するための)技術的な検討が中心となるが、その後の(魅力発信施設などの)中身については、市民からのアイデアや意見をいただくプロセスを大事にしたい」と話した。

 

  

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