計画4カ所で掘削進む

リニア中央新幹線

[ 2021年 3月 25日 木曜日 15時22分 ]

 大鹿村リニア連絡協議会が24日に村内で開かれ、JR東海と県、中部電力パワーグリッドがそれぞれリニア中央新幹線関連事業の進行状況を報告した。トンネル掘削は昨年7月豪雨から一時休止していた2カ所が今年1月に再開し、計画4カ所全てで掘削が進む。県道松川インター大鹿線の拡幅工事は4区間で8月末完成を目指して進め、完成次第順次供用する。

 南アルプストンネル長野工区では、小渋川非常口から釜沢非常口間約1600メートルの先進坑掘削で約4割が完了。自然由来重金属などの基準値を上回った要対策土は12月の協議会以降1日分のみ発生した。「地質の変わり目にある」として慎重に掘り進めており、釜沢非常口への到達時期は未定とした。

 釜沢非常口と除山非常口では、県道赤石岳公園線の復旧が完了し、1月19日から掘削を再開。除山非常口は延長約1870メートルのうち約7割、釜沢非常口は延長約350メートルのうち約4割が完了した。

 伊那山地トンネル青木川工区では、青木川非常口からの斜坑(延長約600メートル)の掘削が完了。昼間のみの発破掘削を続ける。発生した土は喬木村の造成事業に活用している他、深ケ沢の発生土置き場(青木川)の造成にも活用している。

 県道松川インター大鹿線は、中川村の3カ所で防災工事、4区間で拡幅工事を続ける。いずれも8月末に完成予定。防災工事のうち1箇所は今月末に完成予定で29~31日を夜間全面通行止めにして作業を行う。

 河川内道路は、日照時間が長くなったことを考慮して4月1日から通行時間を午後6時までに延長する。通常日曜日は使用できないが、春の観光シーズンを考慮して11日と18日の日曜日も午前7時から午後6時まで開放する。

 飯田市の残土活用は6月末まで、喬木村の事業は今月末までの予定。非常口トンネル残土だけでなく、半の沢の小渋川対岸にある西下トンネル残土も一部活用している。

 村観光協会は、大西公園の桜の時期に合わせ4月10日に休工し大型車が通行しないよう求め、JRは実現可能か工事関係者と調整するとした。委員会からは、観光シーズン中の土曜日の休工を求める意見もあった。

 中部電力パワーグリッドは送電線工事の状況を報告。ヘリコプターでの資材運搬を見据えた試験飛行を昨年12月に実施し、騒音はバウ牧場で60デシベル、小学校付近で54デシベル、下青木中洞集落で67デシベルだったとした。伐採回避が可能か検討中のブナの木については「報告できる段階にない」とした。

◎写真説明:大鹿村のリニア連絡協議会

  

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