飯田市内を通るリニア中央新幹線の開業に向け、市は1日、上郷飯沼で進めるリニア県内駅周辺整備(6・5ヘクタール)のジオラマを上郷飯沼のイオン飯田店に展示した。11月11日まで。
リニアの仕組みや駅周辺整備計画などを紹介し、開業後の市の姿をイメージしてもらう狙い。
店側の協力で1階の北側入り口近くに展示スペースを設け、300分の1に縮小したジオラマのほか、リニアや駅周辺整備に関するパンフレットを設置した。また市が作成したリニアの紹介動画を含め、30分にまとめた6種類の動画を見ることができる。
初日は展示コーナーの前で足を止め、パンフレットを手にする来店者の姿が多く見られた。
市リニア整備課の担当者は「将来の飯田市のイメージを深めてもらい、リニア時代を一緒に考えるきっかけになれば」と話した。
県内駅周辺整備について、市は実施設計を進めている。計画だと、土木工事は2022年度、建築工事は24年度の着手を目指し、それぞれの工事着手に向けて検討を重ねる。
◎写真説明:イオン飯田店で始まった展示