防音フード・緩衝工設置へ

リニア中央新幹線

[ 2021年 3月 10日 水曜日 15時49分 ]

 リニア中央新幹線の地上(明かり)区間となる飯田市座光寺地区の環境対策を巡り、JR東海は環境対策工案をまとめた。10日に地元の地域づくり推進会議リニア部会に提示。関係者によると、県内駅区間の防音防災フードを延伸する形で、上郷側の約250メートル区間に防音防災フード・緩衝工を配置。3・5メートルとしていた防音壁は、保守基地周辺から天竜川付近までの約400メートル区間については高さ6メートルに修正した。

 防音防災フードは線路を半円状のコンクリート屋根で覆い、防音壁は線路の両側に設ける。

 従来の環境対策工だと、明かり区間は高さ3・5メートルの防音壁を設置するとしていた。これに対し、地元側はフード設置を着工の条件としていた。

 関係者によると、騒音に対する懸念の声がある一方で、地元の意見をしっかりくみ取った上でリニア整備事業を早く進めてほしい―といった意見も多くある。

 県は昨年11月、リニア県内ルートの開業後の騒音基準について、軌道中心から400メートル以内の沿線地域で国の基準値以下に規制すると決めた。県内区間約53キロのうちトンネル区間を除く、飯田市、喬木村、豊丘村の計約4キロの沿線で、飯田市の都市計画法上の第一種低層住居専用地域などは70デシベル以下の類型1とした。

 県の騒音基準などを踏まえ、 影響が出てくる場合の今後の対応として、戸別の家屋対策を求めることも視野に入れる。

  

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