阿部知事とJR東海・金子社長が会談

リニア中央新幹線

[ 2020年 3月 24日 火曜日 15時55分 ]

 リニア中央新幹線計画を巡り、阿部守一知事とJR東海の金子慎社長が23日、県庁でトップ会談した。阿部知事は県内の工事で発生する残土の置き場を早期に確定するよう改めて求めた他、「我々の取り組みは2027年開業を前提としている。遅れることのないようお願いしたい」と訴えた。

 昨年2月以来、5回目となるトップ会談。冒頭以外非公開で行い、終了後に知事が取材に応じた。

 阿部知事によると、知事からは▽残土置き場の早期確定▽防音防災フードの設置▽関係機関との連携強化や現地体制の強化▽観光振興などについて要望を出し、「(金子社長には)真摯に受け止めていただけた」とした。

 残土置き場を巡ってJRは、1月に飯田市内で開いた同社副社長と沿線市町村長の意見交換会で、県内約30カ所を候補地とし地権者や関係機関と協議を進めていることを明らかにしている。全て利用できれば県内の工事で発生する残土約980万立方メートルの8割ほどを受け入れることができるという。

 知事は「調整中の箇所を確定させるとともに、残り2割についても早期に候補地の活用を検討して」と要望。JR側は「なるべく早くに確定したい」としたものの、具体的な時期についての言及はなかったという。一部の置き場については造成後も同社で管理することを検討しているとした。

 知事はまた、県内駅への1時間1本の停車を強く要望。飯田市座光寺地区が地上区間への設置を求めている防音防災フードは、地元の意向を尊重するよう求めた。

 JR側はフードについて「飯田市と十分に話し合いをし、調整していきたい」とし、県内駅の停車本数を含む観光振興は今後の検討課題になったという。

 冒頭のやりとりで阿部知事は「リニアは特に南信州地域の10、20年後を見据えたサイクルに大きく影響してくる。我々としてもリニアを活用して活力を高めたい」とし、「事業推進には地域の理解と協力が不可欠。発生土や環境問題などの課題に真摯に向き合って取り組んで」と要望した。

 金子社長は、1月の意見交換会に触れて「工事の進ちょくや発生土の問題について意見交換をする中で理解が深まった」と強調。「これから工事が本格化するが、安全の問題のほか、環境や地域との連携の問題にもしっかりと取り組んでいきたい」と述べた。

◎写真説明:会談する金子社長(左)と阿部知事

  

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