飯田市がリニア見据えた都市構造の素案公表

リニア中央新幹線

[ 2013年 11月 13日 水曜日 9時52分 ]

 飯田市は11日、2027年開業のリニア中央新幹線を見据えた都市構造の素案を公表した。上郷飯沼付近に設置予定のリニア駅や中心市街地(丘の上)、市内20地区などの各拠点を結ぶ道路軸やリニア駅に求める機能などを市議会に説明。関係機関や各地区などとの今後の議論の「たたき台」として、肉付けを図っていく。市はリニア駅と中央自動車道を結ぶスマートインターチェンジ(IC)の設置に向け、具体的な協議を進める意向も明らかにした。

 同日の市議会リニア推進特別委員会と全員協議会に「リニアを見据えた都市構造の検討・飯田市」として概要図を示した。市リニア推進部の木下悦夫部長は道路整備の方針について「圏域住民の命と暮らしを守る安全、安心で信頼性のあることが基本。拠点集約型都市構造を作り、各拠点を有機的に結ぶ」と説明した。

 牧野光朗市長が「粗粗の案」「都市構造のまずは構想的なもの」と表現した素案では、各拠点を結ぶ道路の軸線を示した。大きくは、市中心部への「内環状軸」、中央自動車道山本IC―三遠南信道間など南信州広域圏の環状機能を担う「外環状軸」、圏域周辺の自治体と連携強化を図るための「放射軸」に区分した。

 内環状軸や接続路線の具体名は明示せず。国道153号バイパス(アップルロード)や羽場大瀬木線など基幹の道路は活用を念頭に置くが、新設や改良を含め、各拠点へのアクセス向上を図る個別具体的な方策の検討は今後に詰めていく。

 一方、「駅勢圏を広めるためにも中央道の活用は重要」と捉え、リニア駅と中央道を結節するスマートICを設置したい構想は明示。木下部長は「国や県、中日本高速、地元などと協議を進めたい」との方針を伝えた。座光寺パーキングエリアへの設置を念頭に置くが「(地形など)技術面で可能かどうかを含めて検討していく」としている。

  

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