飯田市議会と飯伊選出県議がリニアについての懇談会開く

リニア中央新幹線

[ 2011年 7月 20日 水曜日 9時41分 ]

 飯田市議会(上澤義一議長)は19日、リニア中央新幹線について飯伊選出県議との初めての懇談会を市役所議会棟で開いた。県議5人全員と市議会リニア推進対策特別委員会(清水勇委員長)の委員など10人余が出席。冒頭、清水委員長は「大事な時期であり、情報共有を目的に開催する。県議と初めての会合で忌憚のない意見を聞くために、非公開の勉強会としたいので、マスコミは退席を願う」と述べ、非公開となった。懇談では、県議5人の考え方を聞き、現飯田駅併設の実現に向け、それぞれの立場で努力していくことを確認したという。

 懇談会は約1時間行われ、終了後、清水委員長が懇談内容を説明。「県議と情報の共有化をきちっとする必要性を感じた。地元選出県議が他地区選出の県議に説明するにあたり、きちっと情報をもってもらいたい。広域連合議会も全県的なアクセスの利便性などを考えて現飯田駅併設を要望していることを理解していただけたのではないか。県議からはもう少し見える取り組みをしたらどうかとの意見をいただいた。今後も情報交換しながら、県議との連携を密にやっていきたい」と語った。

 非公開とした理由については、一部のマスコミを念頭に「初めての懇談会でどんな意見が飛び出すかわからないので勉強会とした。いろんな意見が出た時に都合のいいように取られてしまう傾向がある」と説明。この時期に開催したことについては「6月のうちにやりたかったが、定例会や視察などが重なり、この時期になった」と釈明した。

 市議会は6月定例会で「水源域を避けたルート選定を求める決議」を全会一致で行い、正副議長が今月11日に知事と県議会議長に要望書を提出したが、地元選出県議は1人も立ち会わなかった。清水委員長は「JR東海との協議の窓口は県であり、県議の重要性は言うまでもない」と強調したが、懇談会と要望活動の順序が逆になった感は否めない。

 終了後、古田芙士県議は本紙の取材に対し「市議会から招かれたので出席した。意見交換会ということだったが、オブザーバーみたいなもの。もうちょっと全市的な合意を得る努力をトップだけでなく議会も行う必要がある。上伊那や諏訪も含めて理解の輪を広げていく努力が行政だけでなく議会にも求められる」と所見を述べた。

  

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