鶴部線の通行取りやめを 残土運搬巡り地元が嘆願書

リニア中央新幹線

[ 2021年 5月 29日 土曜日 13時50分 ]

 リニア中央新幹線のトンネル掘削工事の残土運搬を巡り、松川町上片桐の鶴部自治会は28日、残土運搬車の町道鶴部線通行に反対する嘆願書をJR東海長野工事事務所(飯田市元町)に提出したと報告した。25日付で提出。沿線住民など1117人分の署名も添えた。

 大鹿村内の工事で発生する残土について、JRは町内の中央道松川インターチェンジ(IC)を利用し、既に計画がある伊那市の他、飯田市以南へ運ぶ計画を示している。

 松川ICまでの運搬ルートは、町中心部の通行の低減などを踏まえ、片桐松川沿いの町道護岸線と鶴部線、洞新線を主路線とする案を3月の町リニア対策委員会で提案していた。

 県道松川インター大鹿線の改良が完了する今年の下半期から残土運搬が始まる見通しで、飯田方面への残土運搬が終了する来年秋までの1日最大通行台数は100台を予測。上伊那方面への運搬が始まる来年秋以降は同250台、2023年春以降は同300台を見込んでいる。

 同自治会は、嘆願書で鶴部線について「センターラインを引けないほど幅員が狭く、歩道もない実情を無視している」と指摘。同線を通行する大型車両と高齢者が接触する事故が過去に発生していることなどを挙げ、「交通事故の危険性を考えれば到底受け入れることができない」とした。

 町によるとJRの提案後に行った住民説明会では、町民から不安の声も上がっていたという。宮下智博町長は「住民の安心安全のため、引き続きJRと協議を続けていく」とした。

  

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