黒川の置き場調査へ 阿智村リニア対策委が県へ情報提供

リニア中央新幹線

[ 2017年 5月 23日 火曜日 15時47分 ]

阿智村のリニア対策委員会

 阿智村のリニア対策委員会(稲垣孝光会長)は22日開き、阿智村清内路の黒川上流域の発生土置き場候補地8カ所について、県へ情報提供する方針を決めた。8カ所は県からJR東海に通知し、清内路での住民説明会や地権者への説明を経て詳細な調査に入る。

 対策委員会は、清内路の村道1―20号や国道256号を通行する土砂運搬車両の台数を削減するため、斜坑(非常口)近くの黒川上流域で発生土置き場の候補地がないかJRに可能性を調査するよう求めた。

 JRは今春にかけて調査を行い、4月3日に「村内の黒川上流域8カ所に可能性がある」と報告。清内路自治会リニア対応代表者会や村道1―20号地権者利用者の会と協議し「詳細な調査を進めてよい」との回答があった。

 対策委員会では、黒川上流域の候補地に沢筋が多いことから「平地など他の安全な場所もあるのでは」という地元での協議も伝えられた。稲垣会長は「今回は8カ所のみを伝える。より安全な適地を報告してもらえれば検討していきたい」と話した。対策委員会と村は、住民生活の安全と環境の保全を第一に進めていくことを確認した。

 黒川上流域の発生土置き場候補地8カ所は地権者の了承を得ていないことなどから公表されていない。想定される最大の容量は村内で発生する土の全量を受入れ可能だが、安全性や実際の容量、受入れの可否は全くの不透明で、村側は「実際に調査してみないことには分からない」としている。

 村道1―20号は、2車線化や歩道の設置などの地元要望を受けて6月まで測量が行われている。その後、対策委員会などと協議しながら、設計に入る見通しだ。

  

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