鼎と羽場で工事説明会 12月6・8日 リニア松川工区

リニア中央新幹線

[ 2017年 11月 22日 水曜日 16時26分 ]

リニア残土運搬ルート

 リニア中央新幹線計画で、JR東海の委託で鉄道建設・運輸施設整備支援機構が担う中央アルプス(松川)外工区の工事説明会が12月6日に飯田市鼎、8日に羽場で計画されていることが分かった。中アと風越山のトンネル2本を計画しているが、来年初頭着工の中ア側を説明する。また、県内駅予定地の上郷飯沼北条では今月29、30日に用地説明会が開かれる。

 リニア建設で着工の前提となる工事説明会は、大鹿村の南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)と、豊丘村の伊那山地トンネル坂島工区(5・1キロ)に続き3カ所目。機構が主体で、具体的な工事の内容や工事用車両の運行計画、安全・環境保全対策などを示す。

 同工区は松川橋梁を挟み、東側の風越山トンネル(5・6キロ)内の2・3キロと、西側の中アトンネル(23キロ)内の4・9キロなど。風越山は黒田非常口先の作業用トンネルから、中アは松川の坑口からそれぞれ西方向に掘るが、坑口間に距離があるため、県内の計画地では初めて着工前の手続きを分ける。

 来年初頭からの準備工事は、切石の妙琴公園内での工事ヤード造成を計画。工事用道路の整備、県道拡幅などを進め、本体のトンネル掘削は2019年度後半からを見込んでいる。

 残る風越山側は来年度末までに用地を取得し、19年度内に工事ヤードの造成に着手。同後半からのトンネル掘削を想定している。

 調整してきた残土の運搬は、市街地の往来を避け、中央道と三遠南信道を通行するルートを示す。

 松川と黒田の坑口から発生する約135万立方メートルを、下久堅小林の候補地(約20万立方メートル)、龍江番入寺(約40万立方メートル)、下條睦沢(約120万立方メートル)に運ぶ計画。県道飯田南木曽線と市道大休妙琴線から県道羽場大瀬木線、国道153号などを経て中央道、三遠南信道を利用する。

 南信州新聞社のこれまでの取材によると、当初は中心市街地や松尾などを経る案が検討されていたが、地元や市が住環境への影響が少ない経路を求めていた。

 三遠南信道の天龍峡―龍江インター間は19年度に開通予定で、トンネル掘削の開始時期と重なる。

 鼎の工事説明会は6日に切石会館、羽場は8日に羽場公民館で午後7時から。住民が対象で非公開。

 また、JRと市は今月29、30日に県内駅予定地の上郷北条で用地説明会を開く。

 明かり区間では喬木村阿島に続く2カ所目。JRのリニア建設と市の駅周辺整備事業について用地取得と測量・調査の範囲の目安を示し、用地取得や補償の考え方や手順、測量・調査の概要を説明する。

  

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