5月9日から夏にかけ幅杭設置 北条地区 リニア本線関連で

リニア中央新幹線

[ 2017年 4月 28日 金曜日 16時40分 ]

北条地区の工事スケジュール

 飯田市上郷飯沼に県内駅が設置されるリニア中央新幹線事業に関し、地元北条地区への説明会が27日夜にあり、JR東海が地区内のリニア本線関連の幅杭設置を5月9日に始めることが了承された。作業期間は夏までを見込み、順次、用地取得の手続きを進める。

 先月23日に続く説明会で、住民90人が参加。JR東海が幅杭設置関連を、市が5月10日まで意見を募集しているリニア駅周辺整備基本計画案や移転対象者向け個別相談会の開催計画などを説明した。

 JR東海は前回以降、自社で用地取得を願う地区内の地権者や移転対象者らを個別に説明に回り、幅杭設置についてはおおむね了承を得たことを報告。「本日、地域としての理解を頂ければ作業を開始し、夏までには終えたい」との意向を伝えた。

 参加者から異論はなく、北条地区まちづくり委員会の木下喜文委員長が駅位置決定から約3年7カ月が経過した現状も踏まえ「住民、地権者それぞれに事情や思いはあろうが、どの範囲が(事業用地として)掛かるかを明確にするためにも、幅杭設置を始めるということでどうか」と提案し、拍手を得た。

 北条地区内のリニア本線は600メートルほどで、幅杭は20メートル間隔を基本に打設する。中心杭の赤に対し、黄色が目印という。座光寺境の土曽川から県道市場桜町線までの本線用地は緩衝帯幅の45・8メートルで取得する。

 鉄道用地関連のほか、リニア事業に伴い地区内で付け替えを要する道水路の幅杭設置は詳細設計後に始めるが、それらを含め、夏内に作業を終えたい方針。並行して用地説明会を開き、その後に土地や建物の測量・調査、補償金算定など契約に向けた手続きを進める。準備工事は18年度後半の着手を見込む。

 幅杭の設置作業は委託業者が担い、説明会での住民意見も踏まえ、地権者の希望に応じてJR東海の社員も立ち会う。平日の午前8時―午後5時半を基本とするが、地権者らの都合などで土日もある。

 先月の説明会で住民から出た道路の付け替え計画に関する意見や質問への回答もあった。急勾配の道路は冬季の降雪・凍結対策が検討課題となっており、住民からは屋根付き構造の提案が出た。

 一方、説明会では、市の対応への不満もくすぶり「立ち退きを迫られる人たちの気持ちをもっと考え、代替地など今後の(特に生活に関わる)方針をまっ先に説明してほしい」「各種の説明会について、もっと個々に積極的に通知を願う」などの声が上がった。

  

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