JR「8月終わりに着工」、大鹿リニア対策委で工程案

リニア中央新幹線

[ 2016年 6月 29日 水曜日 10時58分 ]

大鹿リニア対策委員会 大鹿村リニア対策委員会の17回目の会合は27日、村役場で開き、JR東海と県の担当者が出席した。リニア中央新幹線建設事業でJR側は、南アルプストンネル(総延長25キロ)の長野工区(約8・4キロ)本体工事について、「最短最速」とした上で8月終わりごろに工事着手し、12月初めごろにトンネルの掘削を開始するスケジュール案を示した。これまで「今夏の工事着手を目指す」としていたが、具体的な時期を示すのは初めて。

 

 スケジュール案によると、8月中に地元住民向けの工事説明会を開く。トンネル工事のための施工ヤード(作業場)の設置から取り掛かる考えで「8月終わりぐらいから現地に入る」とし、設置には約3カ月を見込む。準備が整い次第、非常口(作業用トンネル)の掘削から始める。

 

 本体工事に伴う道路改良工事のうち、リニア建設で発生する残土の運搬路となる県道松川インター大鹿線の拡幅とトンネル新設は8月中に説明会を終え、拡幅、トンネル新設工事とも8月終わりごろに着手する。

 

 トンネルは、四徳大橋を挟んで東西に2本を新設する計画で、7月下旬までに業者と契約を結ぶ予定。拡幅工事は県が発注する方向で協議中とし、早い時期に協定を締結する。県側は「JRとの役割分担は大筋で合意している」とした。

 

 工事用車両が通ることになる県道赤石岳公園線の拡幅の説明会は7月終わりから8月初めに開き、8月初旬に工事着手する。

 

 一方、村から出る約300万立方メートルの残土の大半は仮置き後、村外に搬出される予定だが、JR側は「最終的な置き場はまだ確定していない」と報告した。これに対し、委員からは「工事で出る残土の処分地が決まらないまま計画が進んでいる」などと不満の声が上がり、対策委は次回会合までに残土処理の方向性を示すよう求めた。

 

 残土の処分地を決定する時期について、JR側は「掘削までには」とした。村内に仮置きできる土量は計54万立方メートル。

 

  

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