JRがリニア天竜川橋梁の実験公開

リニア中央新幹線

[ 2017年 7月 28日 金曜日 15時13分 ]

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 JR東海は27日、リニア中央新幹線計画で飯田市座光寺―喬木村阿島間の天竜川に設置する天竜川橋梁(514・8メートル)の水理模型実験を茨城県つくば市の研究施設で公開した。昨秋からの実験結果も示し、「橋梁新設による河床変動や護岸構造物への影響はない」と評価。河川内に104・4メートル間隔で4本の橋脚を設置する計画どおり、詳細設計を進める考えを示した。

 委託した民間の建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツ」のつくば技術研究センターで報道陣に公開。60分の1の縮尺で再現した天竜川に、1年に1回程度の出水とされる毎秒1270立方メートル、100年に1回程度の毎秒4200立方メートル相当の水を流し、4本の橋脚の存在が影響しないとする結果の裏付けをした。

 実験は昨年9月からことし4月にかけて計8回実施。橋梁が川に対して63度の斜角で横断すること、出水時に周辺で大きな河床変動があったことを踏まえ、洪水時の流れや護岸への影響、橋脚付近の洗掘状況を調べた。

 予定地近くの平均流量は毎秒94立方メートル。4200立方メートルは1985年7月の洪水時に高森町市田で計測したデータを用いた。

 同社によると、橋脚がある場合とない場合を比べたが、河川の流れや河床の形状にほとんど変化はなかったという。

 出水時に橋脚付近で河床の洗掘がみられたが、中央新幹線建設部名古屋建設部の小池一之担当課長は「基礎上部を固める対策工で防げる」と説明した。河川管理者の国交省にも確認済みとし、「今後は詳細設計を進め、工事契約に向けた必要な準備を着実に進める」と述べた。

 天竜川橋梁は県道阿島橋の北側に設置する。全長は品川―名古屋間では山梨県の釜無川(751メートル)に次ぐ2番目の長さで、6つの橋脚で支えるが、4本が河川内に入る。

 橋脚の高さは25メートル。上部工のガイドウエイの周囲に防音壁を設置する。同課長は「高さは検討中だが、外からも内からも見えるようにしたい」と話した。

  

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