JRとリニア促進県協議会の説明会

リニア中央新幹線

[ 2012年 7月 13日 金曜日 8時57分 ]

 リニア中央新幹線の環境影響評価をめぐるJR東海とリニア中央新幹線建設促進長野県協議会の説明会が12日午後、飯田市育良町のシルクプラザで開かれた。期成同盟会の会員や住民ら600人余が出席。同社は沿線住民が懸念している環境への負荷や消費電力量、磁界の影響、アセスメントの実施内容を解説している。(午後2時半現在開催中)。

 リニア特有の技術や環境保全などについて、沿線住民の理解を得ることを目的に県協議会とJR東海が開催。沿線全体では山梨、岐阜県に続く3回目。

 冒頭あいさつで、宇野護中央新幹線推進本部長は「東日本大震災以降、中央新幹線を実現することにより大動脈輸送を早期に2重系化しなければいけないという考えを強くしている」と強調。「環境アセスメントの内容、進捗について多くの住民から意見をいただいている」とし、「もっとも関心が高い詳細なルートや駅の位置は準備書を待っていただくことになるが、公告後はきめ細かくしっかりと説明させていただく」と話した。

 中央新幹線建設部環境保全事務所長野の奥田純三所長が、プロジェクト全体の概要と県内での計画内容を説明。先に開いた山梨県や岐阜県と同様、住民から質問が多い消費電力量と磁界、地震・火災など異常時への対応策についてスライドを交えた解説をしている。

 消費電力量は、1時間5本の前提で国土交通省交通政策審議会中央新幹線小委員会が算出した東京―名古屋間のピーク時の消費電力量27万キロワット時、1時間8本・東京―大阪間の同74万キロワット時を示し、今夏の東京電力や中部電力の供給力や、一般的な消費電力の各指標と比べて「十分小さいものだ」と強調した。

 磁界については、発生する仕組みや山梨実験線での実測値を伝えて、国際的なガイドラインの数値を下回っていることを詳解した。

 参加者からの質疑応答の時間も予定されている。

 環境影響評価をめぐって同社は、5日に飯田市上郷黒田の野底山森林公園内で実施している垂直ボーリング調査の現場を公開。県内では同市や豊丘、大鹿村など12カ所で垂直ボーリング、9カ所で弾性波探査を行ってルートの絞り込みに必要なデータの収集や地下水の状況を把握する計画を伝えた。

 すでに着手している猛禽類調査なども含め、来秋までに評価を行い、結果の案や詳細なルート、中間駅の具体的位置を記載する準備書を公告する。

  

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