JR東海、村道の改良計画示す 喬木村阿島で住民説明会

リニア中央新幹線

[ 2016年 11月 10日 木曜日 18時32分 ]

阿島北で開かれたリニア説明会

  リニア中央新幹線建設計画で高架橋が予定される喬木村阿島北地区の住民でつくる「阿島北リニア対策協議会」は9日夜、工事計画に関する説明会を阿島北コミュニティーセンターで開いた。JR東海の澤田尚夫・中央新幹線建設部担当部長らが出席、建設に伴う村道の新設や付け替える箇所を示した。

 説明会は冒頭を除いて非公開。出席者によると、JR側は計画の進捗状況を報告した。

 高架橋の建設によって道路に接続できない「袋地」となる土地が発生する。袋地への対応策として、JRは2カ所に村道を新設する考えで、詳細な整備計画案を示した。新設する村道はどちらも幅5メートル。他に2カ所で村道の新設に向けて協議を進めている。また高架下を通る村道の2カ所を付け替え、交通への影響を抑える。

 JRは村側と設計協議中で、今後はこの日の会合で出た意見や要望を踏まえ、年度内をめどに袋地や道水路付け替え箇所の幅杭を確定させる。用地取得については年度内に用地説明会を開き、来年度にかけて土地や建物の測量・調査、補償金算定などを行い、工事契約後の工事説明会は来年の秋頃を予定。明かり区間の着工は来年の冬頃としている。

 村内区間は当初計画よりもやや遅れているが、澤田部長は取材に「開業の2~3年前までには喬木区間の工事は完了させたい」とした。

 説明会には住民ら約100人が参加。質疑応答もあり、道路改良や村境を流れる壬生沢川への工事排水などについて意見や質問が出た。日照阻害の補償に関する質問もあり、JR側は国の基準がまだない太陽光発電の補償のあり方についても検討を進めているとした。

 村内区間は豊丘村境に200メートルのトンネル(仮称・阿島トンネル)ができる他はほとんどが地上で、高架橋ができる。通過延長は約2キロ、橋脚は22基。橋脚の間隔は平均37・8メートルで、高さは25メートル前後になる。阿島北の中心部を路線が通過し、住宅の11戸と3事業所が移転の対象になる見通し。

 同協議会の中森高茂会長(57)は「(JRには)踏み込んだ丁寧な説明をお願いし、住民の一つでも多くの意見を聞く中で前へと進めてもらいたい」と話した。

  

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