JR東海、環境保全計画を公表 リニア南アトンネル長野工区

リニア中央新幹線

[ 2016年 10月 26日 水曜日 16時44分 ]

 リニア中央新幹線計画をめぐりJR東海は25日、大鹿村で11月1日の工事着手を予定している南アルプストンネル長野工区(8・4キロ)と、工事に伴い設ける同村内の発生土借り置き場で実施する環境保全措置の計画を公表した。村内で9―10月に開いた工事説明会で示した内容をまとめたもので、同日、県と大鹿村に提出した。

 長野工区は工事の概要、環境保全措置や事業調査とモニタリングの計画などを4章立てでA4判71ページにまとめた。

 工事概要では小渋川、除山、釜沢の各非常口計画地の概況と改変範囲を写真で掲載。トンネル掘削の施行手順なども記した。

 環境保全措置は大気質、騒音、振動、水質、地下水、水資源、土壌環境、動植物、景観などについて影響低減策を記載。事後調査やモニタリングの実施計画も記した。

 工事車両の運行ルートと運行時間も説明会と同じ内容。2018年春ごろまでは主に資機材運搬車両が村中心部や県道を通行する。19年春からは残土を村外に運び出すが、仮置き場の確保によって走行台数の平準化を図り、1日のピーク値を往復約1350台とする図も記載した。

 残土仮置き場の保全措置は73ページ。村内で本置き場2カ所、仮置き場6カ所を候補地としているが、具体化している釜沢の作業用トンネル坑口付近の2カ所と、上蔵(わぞ)の小渋川変電所予定地の計3カ所を計画地とし、管理計画なども記した。

 基準値を超える自然由来の重金属を含む土砂が出た場合は、要対策土として県などに報告し、一般残土と分別したアスファルト舗装の借り置き場に移して置き、防水シートで覆って雨水の流入と土壌や地下への水分の浸透を防ぐとしている。

 いずれも同社ホームページ上で公表している。

  

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