JR東海がリニア中間駅位置を発表

リニア中央新幹線

[ 2011年 6月 9日 木曜日 8時25分 ]

 東京―名古屋を結ぶリニア中央新幹線計画で、JR東海は7日、中間駅の候補地案と詳細なルート設定を公表した。駅は直径5キロのエリア、ルートは3キロ幅で示し、中間駅の位置は岐阜県が中津川市西部、山梨県が甲府盆地南部などとする一方、飯田下伊那地域に係る区間については調整が遅れているため、発表を見送った。

 12月を目指す環境影響評価の着手に向け、環境配慮書としてまとめ公表。沿線各都道府県に提出した。

 ターミナル駅となる品川、名古屋両駅間には1県1駅の原則に基づいて中間駅を置き、神奈川県は相模原市、山梨県は中央市など甲府盆地南部、岐阜県は中津川市西部に置く立地案を示した。

 想定区域図によると、長野県内を除くルートのうち、明かり区間は山梨県駅と岐阜県駅周辺のわずかな範囲で、残りの大部分がトンネルで貫く山岳部または大都市圏で採用する大深度地下部としている。

 県内区域については公表を見送ったが、県境の東端は大鹿村役場の東部、西端は中津川市山口付近としており、西側の境界面は中央自動車道の恵那山トンネルより北側に設定している。

 中間駅位置を設定する際に考慮した事項として▽技術的に設置可能であること▽利便性が確保されていること▽環境への影響が少なく、用地確保が可能であること―を挙げ、大深度地下駅以外は「地上駅を基本とする」としている。

 県内区域の公表を見送った理由について、山田佳臣社長は「県内の話を伺っている段階で、県内の要望や関心のある事項を踏まえて別途公表する」と説明した。

 公表の時期については、宇野護取締役が諏訪市で開いた会見で「地域の方々の話を聞いた上で、県が要請をまとめられると聞いているので、それに対応する形で私たちの考えを伝える順番になる」としており、9日に予定している飯田での会談を経て、県が県内意見をとりまとめた段階になるとの考え方を示している。

 駅の位置やルートの詳細については、沿線自治体との調整や環境影響評価の結果を踏まえて最終決定する。相模原市と中津川市に車両基地を建設する方針も示している。

 飯伊エリアに設置される中間駅の位置をめぐっては、地元の飯伊期成同盟会や南信州広域連合、リニア飯田駅設置推進協議会などが「現飯田駅併設」を要望しているのに対し、JR東海が高森町内を想定していることが有力視されている。

 飯田市は同市から高森町の西部にかけて広がる水源地の保護を訴え、中心市街地より北寄りとなるルート設定と中間駅の設置をけん制。9日に飯田市役所で開く面談の席で直接伝える方針で、飯田商工会議所会頭の柴田忠昭会頭は「現駅併設が地域にとっていかに大切かをしっかり理解していただく場にする」としている。

 JR東海は今回提示した環境配慮書の中で地下水について触れ、「周辺の水利用調査を行うなど、影響度合いを確認し、防水工の施工など適切な対策により、地下水位への影響を回避、低減する」としている。

 また、南アルプス掘削の際に懸念される廃棄物などの処理については「建設発生土を本事業内で再利用を図るとともに、他の事業への有効活用に努めることにより、廃棄物などの量を抑制する。残土の処分地が生じる場合は、事前に必要な調査検討を行い、周辺環境への影響を回避、低減する」とした。

  

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