JR東海がリニア改造車両の走行試験を開始

リニア中央新幹線

[ 2009年 4月 4日 土曜日 15時27分 ]

 2025年に首都圏―中京圏でのリニア中央新幹線開業を目指すJR東海は3日、山梨リニア実験線に営業運転を想定した改造車両を投入し、走行試験を開始した。2002年に導入したモデルに手を加え、車内空間を確保して居住性を向上させた。

 02年に製作した先頭車両のMLX―01―901Aと、中間車両のMLX―01―22Aを改良。先頭車両は先頭部を従来の約23メートルから約15メートルに短縮したほか、車体上部の両側をこれまでの円形から角形に変更。中間車両は、車体上部の両側を同じく角形に変えた。

 この日の午前10半から走行試験を開始。時速200キロで計十数回にわたり往復し、性能を確かめた。冬季期間中は試験を見合わせていたため、昨年11月21日以来4カ月ぶりの走行とあって、都留市の実験センターには報道陣のほか、多数のファンが集まり、疾走する車両の様子を見守った。

 試験後、同センターの遠藤泰和所長は「延伸工事・設備更新工事が本格化していくなかで、工事と試験行程の調整を図りながら、引き続き長期耐久性の検証やさまざまなデータ取得のための試験を実施していきたい」とコメントした。

 実験線では02年に新型車両を投入し、営業線用車両へ発展させるための試験を重ねていた。今回はこれまで取得した各種データを元に、さらなる車内空間の確保や居住性の向上を目指した。

 リニアの技術開発をめぐっては、05年3月に国土交通省の実用技術評価委員会が「実用化の基盤技術が確立した」と評価。現在は、さらなる長期耐久性の検証や設備更新・延伸工事の設備仕様策定に向けた走行試験、技術開発を繰り返している。

 また、昨年からは総延長を現在の先行区間18・4キロから42・8キロに延伸する計画がスタート。同社は今年度、前年度比110億円増の230億円を建設費として投じる。

 ルートは中央新幹線の一部になる見通しで、42・8キロの距離は、直線ルートの場合の総延長(290キロ)の7分の1を占める。

 同社は2013年の延伸完了を目指しているが、松本正之社長は「早める努力をしている」と話している。

  

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