JR東海がリニア新型車両製造着手を発表

リニア中央新幹線

[ 2010年 10月 28日 木曜日 9時13分 ]

 2027年に東京―名古屋間で開業を目指すリニア中央新幹線計画で、JR東海は26日、営業仕様の新型車両「L0(エル・ゼロ)系」の製造に着手すると発表した。13年度末に予定している山梨リニア実験線の延伸工事完了後、同線に投入。走行試験に利用するほか、開業後は営業線で運行させることを想定している。

 新型車両は営業線での利用を見据え、従来の丸みを帯びた車体断面を角型にあらため、車内空間を広げて居住性を向上。新幹線のN700系と同様、頭上空間と荷棚収納スペースを拡大する。

 客室車両の断面は高さ3・1メートル、幅2・9メートルとし、中央に通路を挟んで各列に左右2席ずつを設ける。

 先頭車両は現在の試験車両を基により滑らかな形状にし、先頭長は車内空間の確保と空力特性を考慮して15メートルにする。

 カラーは、東海道新幹線のイメージを踏襲しつつ、白色の塗装範囲を増やして軽快感を演出するとともに、青色塗装の配列で躍動感を表すとした。

 1997年の走行試験開始後では、5種目。リニア(Linear)の頭文字の「L」と、営業線仕様の第1世代の車両を表す「0」を組み合わせて形式名をL0系とし、車体の側面にロゴマークをつける。

 先頭車4両、中間車10両の計14両を製造する計画で、うち先頭車2両、中間車3両の計5両については年度内に製造着手し、13年度に完成する新実験線に投入する予定だ。

 残りの9両についても15年度末までに順次製造し、最長12両編成にするなど、多様な組み合わせで最終的な走行試験を行う。

 JR東海は、現状18・4キロを42・8キロに延ばす山梨リニア実験線の延伸工事を進めている。13年度末に完成予定で、同路線は営業線でも利用する方針。新実験線の路線の長さは東京―名古屋間(286キロ=南アルプスルート)の7分の1に相当する。

 同社は、工事の継続性を踏まえ、本線についても延伸工事完了後の14年内に着工したい考えを示している。

  

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