JR東海がリニア方法書の県内説明会

リニア中央新幹線

[ 2011年 10月 13日 木曜日 14時15分 ]

 リニア中央新幹線計画の環境影響評価(アセスメント)の手法を記した方法書をめぐるJR東海の説明会が11日、木曽郡南木曽町を皮切りに始まった。町民ら31人が出席し、映像を交えた説明を受け、工事に関する疑問などをぶつけた。24日の飯田市まで飯田下伊那地域の4会場を含む県内6会場で開く。

 初回は同町の蘭(あららぎ)分館で開き、同社からは内田吉彦環境保全統括部長、奥田純三環境保全事務所・長野所長ら4人が説明者として出席した。

 最初にJR東海が要点をまとめたビデオを上映し、図表を示しながら路線や県内の事業実施区域の概要、環境影響評価の手法などを解説した。

 大気や水、土壌環境、動植物の生態系などへの影響を評価するための調査については手法や予測方法についても考え方を伝えた。

 また、奥田所長が補足説明を行い、水源域の回避について「取水の方法や使用状況などを把握し、影響度合いを調べた上でルートの絞込みを行う」、建設発生土の処理は「事業内で再利用、他の事業への有効利用に努め、処理計画は関係自治体の意見を聞きながら進める」とする考えを強調した。

 質疑では、地元商工会関係者が同町を通るトンネルの長さや深度、工事後も退避路などとして活用される見通しの斜坑の数などについて、具体的説明を要望。JR側は、具体的なルートが決定していないため、アセスの結果についてまとめる準備書の説明会で示すことになるとの見通しを伝えるにとどめた。

 工事に伴う町内の環境変化を懸念して「情報開示を徹底し、地元と相談して進めてほしい」とする住民の意見には、内田部長が「自治体と調整しながらルートを決定する。さまざまな考えを聞きながら調整し、決めていくことになる」と回答した。

 飯伊での説明会は18日の大鹿村から。20日に豊丘村、21日に高森町、24日に飯田市で開く。

 内田部長はあいさつで「環境影響評価の手続きを丁寧に進めるため、前倒しして環境影響評価法改正の趣旨を踏まえて実施した。地元での説明会、環境保全事務所での説明や意見聴衆を丁寧に進めたい」と話していた。

  

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