JR東海が住民に謝罪 県道松川インター大鹿線の土砂崩落で

リニア中央新幹線

[ 2017年 12月 22日 金曜日 15時57分 ]

 JR東海は、21日夜に開かれた第5回大鹿村リニア連絡協議会で、リニア中央新幹線の関連工事に起因する土砂崩落で県道松川インター大鹿線が全面通行止めになっていることについて謝罪した。現場では通行再開に向けた復旧工事に着手し、年内をめどに全面通行止めは解消する見通し。

 JRの古谷佳久担当部長は「多大なるご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

 委員からは「村民の生活を第一に考える工事を」の声。住民生活や観光への影響を懸念し、早期の全面復旧を望む声が複数出た。

 土砂崩落は中川村大草の県道松川インター大鹿線で15日未明に発生。リニア掘削残土を村外へ運び出すために新設する四徳渡(しとくわたり)トンネル(約1・2キロ)内で行われていた掘削工事の発破作業の振動が、崩落の原因とみられる。

 四徳渡トンネルは残り13メートルの地点まで掘り進んでいる。今後は落石防止のネットを補強したり崩落斜面に残る不安定な土砂を取り除き、トンネル掘削を再開。貫通後はトンネル内外に安全設備を設置し、年内には一般車両が片側交互通行ができるようにする。残りの13メートルに関しては火薬による発破掘削は行わず、機械を使って掘る。

 その後は路面をふさぐ300立方メートルの土砂を撤去し、のり面の安全対策を行った後、一般車両の通行をトンネル内の仮道路から県道に切り替える。来年1月中をめどに、県道の片側交互通行を可能にしたいとする。県道の全面開通時期は未定。

 土砂崩落によって、県道松川インター大鹿線の四徳大橋(中川村)―松除橋(大鹿村)の間約3・4キロが全面通行止めになっている。

  

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